著者 : 秋津透
神を還す者神を還す者
四元素王国のパワーバランスを保つうえで不可欠な存在だと考えられていた“魔道機”こそ、世界を歪める張本人なのだ。そう考えるオルガは、争いや差別のない平和な世界が来ることを願って、“魔道機”を産みだす源泉“魔道機神殿”の破壊を決意する。各国国王の思惑をよそに、風・水・火・地すべての魔道を身につけた伝説の少女オルガは、禁断の聖地を目指し不帰の旅に出た。しかし、そこで彼女を待ち受けていたものは…。秋津透ワールドの決定版『反機星オルガ』シリーズ堂々の完結編。
反機星(リーベルスター)オルガ反機星(リーベルスター)オルガ
四元素王国共通暦170年。風国の前国王ミロスは塔にこもって魔道研究に没頭していた。そしてついに「反機星」を生み出す方法を発見する。だが、魔道機の召喚に生贄が必要なように「反機星」を生み出すためにも、犠牲となる人間、それも特定の条件を満たす人間が必要だった。不幸にも、その条件に合致してしまったのが、ガイウス王の妃、美しきユージェニーだったのである。ミロスは甘言をもって義妹であるユージェニーを自らの塔に呼び寄せた。そこから、このとてつもない物語が始まったのである。
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