著者 : 笠原正雄
三郎と幸福のホテル三郎と幸福のホテル
本当の幸せってなんだろう? お金、結婚、仕事のやりがい……。 一人の青年の、夢のような不思議な体験を通して、人間にとっての幸せとはなにかを問う。 数々の女性との出会いと別れ、手に入れたお金で三郎という青年はなにを思い、なにを手に入れ、なにを失ったのか。 若いときに誰もが感じる焦燥感ともがき苦しみ。その中でかすかに感じる可能性や希望に向かって進んだ先にあるものはなにか。 読みやすい文章で、人間とって大切なものを思い出させてくれる著者渾身の小説です。
リンゴの木の神さまリンゴの木の神さま
「子供たちが大切に育てていたリンゴが盗まれた?!」 盗んだのは誰? 信州の美しい街のリンゴ並木と不思議なホテルを舞台にした子供たちの冒険、表題作の『リンゴの木の神さま』。 「セミだって、ミミズだって、モグラだって、カラスだって、みんな自分たちの時間を一生懸命、楽しく生きている!」 大きな木で繰り広げられるセミの子供たちや動物たちの交流物語、『ムクの木の大王物語』。 心あたたまる、ファンタジックな物語です。
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