著者 : 笹倉のり
「女性陣の御化粧全て、よろしくね?」竜子様の病を治したのも束の間、御化粧係の次なるお仕事はー大イベントのメイク総責任者!?聚楽第に帝を迎えるにあたり、最先端の流行を揃えて豊臣の威光を参列者全員に見せつけなければいけないという。新作コスメの開発、頭の固い奉行衆との経費交渉、当日のスケジュール調整…。いくつもの難題が山積みなものの、“これぞ私の本領発揮!”とばかりに与祢はノリノリで腕を振るっていく!だが、秀吉の妹・旭様が嫁ぎ先の徳川家から突如里帰りするという緊急事態が発生して、それどころではなくなってしまい…!?「行幸メイクもお任せあれ!」美容大好き能天気姫の本格歴史ファンタジー第三弾!!
晴れて御化粧係となった与祢は、頭を捻っていた。懐妊が期待されている秀吉の寵姫・竜子の摂食障害を治すよう主・北政所様から無茶振りされたものの、なかなか上手くいかないのだ。このままでは子宝どころか命さえ危ない。医者もお手上げ状態の中、「甘いものが嫌いな女子はいないよね!」と与祢が思いついたのはーおやつ大作戦!?用意したのは小豆入り抹茶カステラや桑の実のジャム!持ち前の美容知識で栄養モリモリにしたお菓子をお供に、いざ和風ティータイム開催へ!美容大好き能天気姫の本格歴史ファンタジー第二弾!!
時は戦国。アラサー美容マニアの“私”は、「勝ち組大名」近江・長浜の山内家の愛娘・与祢姫として目を覚ました。人生はハイパーイージーモード!頭には知識、親の財布もコネもある。なら、趣味に全力投球するっきゃない。だが悲しいかな、今は化粧水すらない戦国時代。「まあ、無いなら作ればいいじゃない。ただで転ぶと思うなよ?」と、なりふりかまわず好き勝手。千利休ら要人を巻き込み、芳香蒸留水や新型の口紅を次々と開発したら…北政所・寧々様の御化粧係へ大抜擢されて!?「やっぱり、キレイが一番でしょ?」豊臣秀吉の嫡男誕生、帝の行幸、関ケ原合戦と、戦国の最末期を城奥から動かし始めるー能天気姫の本格歴史ファンタジー!