著者 : 紅月シン
アレンは気づくー再会を果たしたリーズも自分同様、“前世界線”の記憶を持っている。でも、彼女が新教皇に付き従う理由がわからない。答えの出ぬまま知らされたのは、新教皇たる“神”が、アレンが転生する前の状態に世界を作り直そうとしているという事実だった。これ以上、他者の運命を捻じ曲げるわけにもいかないと考え、気分転換がてら迷宮都市へと赴くも、「人が悪いことをしたかどうかがわかる」と言う悪魔の少女レリアに、禁じられた迷宮への同行を請われて…?善と悪が裏返る時、元英雄が選ぶ道とはー「僕もやりたいようにやらせてもらうよ?」今世こそのんびりしたい元英雄の、望まぬヒロイック・サーガ第7巻!書き下ろし番外編&巻末にコミカライズをおまけ収録!
アレンが目を覚ますと、見知らぬ天井があった。アドアステラ王国王都、カルディアの宿の一室らしいが、仲間と共に教皇を打ち倒した後の記憶がない。それどころか再会したノエルにミレーヌ、アンリエットも彼を覚えていないようだ。並行世界に迷い込んだのか、それとも何者かの裁略か?真偽の分からぬまま、日銭を稼ぐため、冒険者ギルドへ向かう。「エルフの王」として生きているノエルの師匠・ヴァネッサからとある難題を請け負うが、裏には、帝国と王国の戦争の火種も絡んでいるようで…?「手にした安寧の地が行方知れずーって、ところかな?」行き先不明の新たなる冒険が始まる!今世こそのんびりしたい元英雄の、望まぬヒロイック・サーガ第6巻!書き下ろし番外編&巻末にコミカライズをおまけ収録!
魔境と恐れられる最果ての街ルーメンに、一人の新人冒険者がいた。彼の名は、ロイ。規格外の力を持つ元勇者の少年である。ある日、ロイ達が所属するギルドを『聖神教』という宗教団体が訪ねてくる。彼らの目的は、ルーメンにある優れた結界の技術を学ぶことであった。一方、ロイはその中の一人ー『聖女』アリエルに案内役を頼まれ、行動をともにするようになる。そんな中、彼らの行く先々で、魔物が頻繁に出現する事態が発生。実は、アリエルを狙う何者かの計画が密かに進行していたのだった…!己の力を少しずつ自覚し始めた元勇者が、『聖女』の護衛に奔走する!お騒がせなFランク冒険者の辺境生活、これにて完結!
魔境と恐れられる最果ての街ルーメンに、一人の新人冒険者がいた。彼の名は、ロイ。規格外の力を持つ元勇者の少年である。ある日ロイは、街を破壊しようと画策する女魔導士の陰謀に巻き込まれてしまう。女魔導士とその仲間を軽く捻り、無事に街を守ったと思ったのも束の間、ルーメンの街に新たな危機が訪れる。街の防壁を取り囲む大量の魔物達。さらに、街を守る結界の要となる人物まで誘拐されてしまう。女魔導士の計画には続きがあったのだ。ベテラン冒険者達もお手上げな八方塞がりの状況で、無自覚勇者がついに覚醒する!?
元英雄の前世を持つ少年アレンは、皇帝暗殺の容疑で囚われた令嬢アンリエットを救出すべく、仲間と帝都を目指すことに。だが、目前で街が封鎖され、一行は死刑囚から成る懲罰隊・黒狼騎士団との交戦を余儀なくされてしまう。勝利を果たすも束の間、アンリエットの死刑が確定したとの報せが!「今度は僕が、君の助けになってみせるさ。君がそれを、望まなくても」アレンは少女を奪還できるのか?-過去を背負った元英雄が歩む、真の英雄道とは?前世から結ばれた絆とアレン出生の秘密が明かされるとき、新たな物語が幕を開ける!望まぬヒロイック・サーガ第四章!