著者 : 細田守
小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃんのもとに生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、戸惑うばかり。そんな時、くんちゃんは未来からきた妹・ミライちゃんと出会いました。彼女に導かれ、時をこえた冒険へ旅立ちます。むかし王子だったと名乗る謎の男、幼い頃の母、父の面影を持つ青年。様々な出会いを経て、くんちゃんが辿り着く場所とは?細田守監督が書き下ろす原作小説!
この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。ある日、ひとりぼっちの少年がバケモノ界“渋天街”に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となって、九太という名前を授けられる。奇妙な師弟関係の2人はことあるごとにぶつかり合う。だが、修行と冒険の日々を重ねるうち、次第に絆が芽生え、ともに成長する。まるで本当の親子のようにー。細田守監督が書き下ろす原作小説!
大学生の花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした。ふたりは愛しあい、新しい命を授かる。“雪”と“雨”と名付けられた姉弟にはある秘密があった。人間とおおかみの両方の顔を持つ“おおかみこども”として生を受けたのだ。都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、突然“おおかみおとこ”が死んでしまう。残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意するー。映画原作にして細田守監督初の小説登場。
小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意な彼は、夢中で答えを導きだすが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる。熱くてやさしい夏の物語。映画「時をかける少女」の細田守監督・最新映画を完全ノベライズ。