著者 : 羽田共見
狼は蒼い月を抱く狼は蒼い月を抱く
深夜、当直の外科医・浅倉は、肩に大怪我を負った男…志波を診ることに。志波は元ヤクザで今は一匹狼の便利屋だった。「先生、男を知ってるだろ」-惚れた…と臆面もなく囁き、浅倉の心の隙間にすっと入り込んでくる志波。そんな折、浅倉のかつての恋人で研修医時代の指導医、三枝が急死。遺された研究データを巡って、浅倉はいつしか抗争の渦中にいた…。
愛は強制捜査で暴かれる愛は強制捜査で暴かれる
新人挿画家の由宇斗を幼い頃から見守り続けてきた二人の男ーIT業界の覇王こと高津、そして検事の成瀬。彼らは夭逝した由宇斗の兄・可威斗の幼なじみだった。かつて可威斗と共に企業を興し、業界トップにまで押し上げた辣腕、高津…だが、由宇斗が密かに想いを寄せる成瀬が東京地検に異動となった時から、運命の砂時計は零れだして…。捩れていく三人の関係と捜査の行方…。哀切のサスペンスフルラブ書き下ろし。
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