著者 : 舞阪洸
異世界に幼女の姿で転生した織田信長ーロゼリア率いるロマネスコ軍は敵将モイングストゥ・マッシモを討ち取り大勝利を収めた。しかし、両家の戦争はまだ決着がついたわけではない。ロゼリアは勢いを拡大し、マッシモ家との戦争に完全勝利すべく、様々な方策を打ち出していく。ところが一方その頃、モイングストゥの死に乗じてバイダル辺境伯が自らの支配領域を拡大せんと準備を進めておりー!?
第六天魔王、幼女の姿で異世界に降臨す!!!本能寺で炎に包まれた信長は、寺内に運び込んであった火薬の誘爆によって粉々になった。しかし、肉体は四散しても、魂は消えなかった。信長の魂は爆発の衝撃でその肉体を飛び出し、異世界へと運ばれてしまったのだった。異世界に落ちた魂は、今まさに死なんとしている瀕死の者の体に飛び込んだ。その者の名は、ロゼリア・ロマネスコ。地方領主ロマネスコ家の長女だった。そして転生したことを受け入れると同時に当主である父親が討ち死にしたとの報せが入る。息つく間もなく、彼女は報復のために軍を率いて戦いに赴くのだったー。書き下ろし短編『学校』。
国家試験に受かれば「武士」の資格を得て帯刀できる現代日本。剣の才を持ちながら、血が怖いという欠点を抱える主人公・海東雷士郎は、病床に伏した父の代わりに、家業の護衛会社の社長として美人剣士4人と働くことになった。しかし、信用が物を言う護衛業界で新参の若社長では相手にされない。どうしたものか、と頭を悩ませる社員達の前で雷士郎が提案した起死回生の一手は…全員メイド服で仕事をすること!?剣戟アクション!
二十一世紀初頭、多様化、凶悪化する犯罪を未然に防ぐため、日本政府は探偵を国家公務員、即ち「国立探偵」として採用する制度を確立。江戸川乱子は、この難関を突破した現役女子高生にして最年少の国立探偵であるー。全国に展開する多摩総合学園の専属となって二件目の事件は、まだバンカラの気風が残る盛岡の男子校。ひとりの転校生によって学生同士が二派に分かれて対立しているという。一乗寺理事長の強い希望で、乱子は詰襟の学生服に身を包み、男として乗り込むことに…。