著者 : 花波薫歩
ドラゴン便は運航を開始したものの、まだまだ先行きが不安なボルテール・ドラゴン便商会。しかし、そこに起死回生の商談が飛び込んでくる。それは『穀物新聞社』の新聞を王国各地へ定期輸送するという契約。安定した収入を得るビジネスチャンスだったが、そのための条件は、春までにドラゴン便の発着所を増設するというものだった。莫大な違約金を回避するため、そして何よりも貧乏生活からの脱却のため、アンジェリク&セルジュ夫妻は王国の空を西へ東へと飛び回る!辺境の貧乏伯爵家にもついに春がやってくる領地経営奮闘記、飛躍の第3巻!!
貧乏脱却のため公爵令嬢は“ドラゴン便”の就航に動き出す!ドラゴンたちを飛ばして王国中の商品を運ぶドラゴン便。アンジェリクが温めていたそのアイディアがようやく動き始めようとした矢先、ドラゴン使いのポリーヌが謎の黒いドラゴンの襲撃を受けて事故を起こしてしまう。お金も人手も足りないし、長女ルイーズの乳母は次々と辞めてしまうしと、いきなり問題山積みなアンジェリク&セルジュ夫妻。それでも何とかドラゴン便を就航させたものの、度重なる街道上の事故に加えて、王都でアヤしいビジネスを勧めてくる色物姉妹も現れ、事態は二転三転!貧乏伯爵夫婦の新事業が大空にはばたく領地経営ストーリー待望の第2巻!!
身に覚えのない罪状で第二王子との婚約を破棄され、いきなり辺境の貧乏伯爵に稼ぐことになってしまった公爵令嬢アンジェリク。辺境の地ブールで彼女を待っていた結婚相手のセルジュは、異性に興味のなかったアンジェリクでも見とれてしまうほどの超イケメンだった!しかし、セルジュはドラゴンの世話に夢中で領地の管理をほったらかし、お城もボロボロで使用人も最低限しかいないポンコツ領主と判明!幼い頃から領主としての教育を受けてきたアンジェリクは領民たちのため、そして大好物のお肉を食べるため、領地改革に乗り出すことに!やがて、領地の経営も夫婦の関係も軌道に乗り始めた頃、王都では大事件が起こりつつありー?凸凹夫婦とドラゴンが織りなす領地経営ストーリー!