著者 : 荒瀬ヤヒロ
“闇の聖女”エルリーを救い、王都への帰還を果たしたアルム。ようやく平穏な日常をおくりはじめた彼女にある日、国王代理のワイオネルが助けを求めてやってきた。「頼む!ヨハネスを助けてくれ!」「嫌です」聞けばヨハネスが冤罪で投獄されてしまい、おまけに何者かに命を狙われているという。彼を救うため、廃城を活用した監獄塔に(しぶしぶ)向かったアルムたちだがー!何者かの罠により瘴気に呑まれ、突然閉鎖空間と化した監獄塔。脱出のための冒険が始まるも、行く手に立ち塞がるのは、闇の魔導師、邪霊、それに…サメ!?「ヨハネス殿下。やったならやったと素直に吐いた方が罪が軽くなりますわよ」「ふざけんなっ!!」囚われ王子とベンチを離れて大冒険!新展開を迎えた最強聖女のほのぼのコメディ第3弾!
武勇を誇るスフィノーラ侯爵家に生まれた令嬢テオジェンナは、高潔かつ剛健な男装の麗人。しかし、彼女には致命的な弱点があった。「あーっ!!可愛いいいいぃぃっっ!!私の小石ちゃんんんっ!!!」大好きな幼馴染であるゴッドホーン侯爵家の八男・ルクリュスの可愛さに耐えられず、日々絶叫し悶え苦しんでいるのである。彼の幸せのために、自分の想いを隠して「世界で二番目に可愛い子」を探そうとするテオジェンナだが、見た目とは大違いの腹黒策略家であるルクリュスが望んでいるのは、もちろんそんなことではなくてー!?純情岩石令嬢×腹黒小石男子のすれ違いすぎるラブ狂想曲。
廃公園でのホームレス生活を終え、兄と幸せな暮らしを始めたアルム。だがある日。筋肉王子ガードナーより「国王代理ワイオネルと“光の聖女”アルムの結婚計画」を宰相が企てている事を告げられる。難を逃れるため王都を一時離れることになったアルムだが、新天地で出会ったのはーなんと“闇の聖女”なる小さな女の子で!?「うええええんっ!わぁ〜んっ!」「お、落ち着いてー!よしよーし、大丈夫だから!」出会って早々二人きりで遭難してしまったアルムは、慣れない子守りに悪戦苦闘!おまけにアルムの出奔理由を勘違いした天敵・ヨハネスが後を追ってきてー!?
「役立たずなら、聖女なんか辞めちまえっ!」「辞めますっ!!」ある日、上司のパワハラに耐えかね、神殿から飛びだした15歳の少女アルム。彼女は飛びだしたその足で、廃公園の土地を買い、ベンチの周りに結界を張ってホームレス生活をはじめることに。自由気ままに睡眠をむさぼり、(パワハラ生活で何故か開花した)聖女の力を使って食料を“創造”、快適な公園スローライフを満喫する。一方ーアルムを失い仕事が回らなくなった神殿はてんてこ舞い!やがて廃公園には、(神殿の皆に怒られ)連れ戻しに来たパワハラ元上司はもちろん、アルムの魅力に気付いた王国の王子や、力を利用しようと目論む腹黒宰相まで押し寄せてきてー!?