著者 : 落合信彦
両親をテロで失い、心を凍らせたままイスラエルの情報機関モサドに入局したレイチェル・アザリアス。モデル顔負けの容姿に、並外れた頭脳と身体能力。わずか数年で、成功率100パーセントの暗殺者“カリプソ”へと変貌を遂げた彼女だったが…。実在の人物をモデルにした女性エージェントの苛酷な運命を軸に、情報界に生きる男たちの国家の存亡をかけた闘いを描く長編。
二〇〇七年、国内大分裂によって政権存続の危機に直面した中国共産党が、ついに台湾侵攻を決断した。作戦名「身構える虎」。このままいけば米中最終戦争に発展し、東アジアは壊滅する。作戦発動を阻止するために立ち上がったのはプロの戦争請負人。大国相手にわずか五十人の傭兵部隊が一大作戦を仕掛ける!圧倒的なスケールとリアリズムで描く、超一級エンターテインメント。
挫折、苦悩、修羅場-。それでも男たちは愛と友情を信じた。生きる目的死ぬ目的を、それぞれの胸に秘めて…核を超えた究極の最終兵器「オメガ」とは?壮大なスケールで描く書き下ろしエンターテインメント・ロマン。
激突間近の米中両国から、軍事基地として狙われている南太平洋の小国USA。その外交顧問に雇われた天才詐欺師沖田次郎吉は、超大国相手に巨大な騙しを仕掛けていた。時同じくして、沖田の盟友・足立梵天丸は、アラブの富豪率いる国際詐欺師団への仕掛けの真っ最中。二つの作戦は一つとなり、空前絶後のコン・ゲームに発展していく。前作を上回るスケールで放つ、究極のエンターテインメント。
追い詰められた北朝鮮が日本のテレビ局に前代未聞のオファーを出す。収容所、拉致被害者等を含めた完全自由取材。さらに金正日の独占インタビュー。開放か、罠か?共和国「最後の真実」が解き明かされる超一級のスーパーフィクション。
2007年、頻発する暴動により中国は建国以来、初めて国内的危機に直面していた。その影にはアメリカが仕掛けたオペレーションの存在があった。潜在的スーパーパワーの顕現を恐れるアメリカと、反米の狼煙を上げた中国。二大国の激突がカウントダウンに入り、さらにロシア、朝鮮半島が不穏な動きを見せはじめる。激変する世界情勢の中、日本が選択した道はー!驚愕のクライシス・ノヴェル。
2005年、某国のテロリストが戦略ミサイルを入手、日本を標的にしているという情報が飛び込んだ。平和ボケで危機管理能力ゼロの政府首脳は事の重要ささえ理解できず、事態の収拾を国際的詐欺師・沖田次郎吉に依頼する。彼はその恐るべき頭脳を武器に、3人の“騙しの天才”、足立梵天丸、井原世之介、綾小路右近を率いて現地に向かう。果たして沖田の秘策とは!?痛快無比の近未来ピカレスク。