小説むすび | 著者 : 蒼山皆水

著者 : 蒼山皆水

文芸ムックあたらよ 第二号・特集:青文芸ムックあたらよ 第二号・特集:青

神戸のひとり出版社・EYEDEARがお届けする、文芸ムック第二号! 『青』をテーマに、豪華執筆陣が小説、エッセイ、短歌を書き下ろし。また、同テーマにて開催し、453作品が集まった『第二回あたらよ文学賞』の受賞9作品を一挙掲載。 今、わたしとあなたがいちばん楽しめる文芸誌。いつまでも明けることのない素晴らしい夜ーーあたらよを共に楽しもう! 参加クリエイター/作品 【巻頭特集・座談会】 『物語のつくり方』 今村翔吾/蒼山皆水/輝井永澄/馳月基矢 【小説(短篇/SS)】 蒼山皆水『その青だけは忘れない』 犬怪寅日子『虎山犬飛子のままならぬ人生』 後谷戸隆『永遠に留年』 梧桐彰『ブルーチームの憂鬱』 坂崎かおる『どんぐりの森の満開の下』 百百百百『サハラの目』 輝井永澄『彼は天才だから』 鉈手璃彩子『夏味』 人間六度『Still on earth』 馳月基矢『宿望ブルース』 日崎アユム『青天に映ゆ』 ファビアン『#00a0e9』 マルクス・ホセ・アウレリャノ・シノケス『マコンド』 【短歌】 上坂あゆ美『海は灰色』 フラワーしげる『イタリアの青い宇宙船』 【エッセイ】 木爾チレン『私の感性を形成した青い作品たち』 齋藤明里『変わることの無い「青」』 佐川恭一『青き栄光の日々』 ピストジャム『哀しみの複数形』 ひらりさ『いまは行けない海たちへ』 【第二回あたらよ文学賞・受賞者】 神木『青い血のナルカ』 千葉ヨウ『葬礼業者の弟子』 咲川音『青はおひめさまのいろ』 伊藤なむあひ『鯖を読む』 夏越リイユ『青を弔う』 渡良瀬十四『降る雨の如く』 守崎京馬『零れ藍』 やらずの『陰日向』 白城マヒロ『1K海中生物図鑑』

満月がこの恋を消したとしても満月がこの恋を消したとしても

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年12月4日 発売

朝起きると、春奈の携帯に3件のメッセージが表示される。自分宛てに送った「私には素敵な恋人がいます!」、三森という男子からの「初めまして。あなたの恋人です」、そして親友・花蓮からの「その人が春奈の彼氏で間違いないよ!」。 高校2年生の甲斐春奈は、満月の日に恋に関する記憶だけが消えてしまう病気を患っていて、この生活にも慣れつつあった。 日曜日、自己紹介も兼ねて三森と出かけることになった。けれど私は気づいていた。三森が本当の恋人ではないことを。そして、本当の恋人が誰なのかを……。 三森はどのような経緯で「偽物」の恋人を演じることになったのだろう。なぜ花蓮は嘘をついているのだろう。本当の「恋人」は、私のことをどう思っているのだろう。 どんな選択をすれば、誰も不幸にならずにすむのだろうーー 切ない四角関係に涙がとまらない! 「カクヨム×魔法のiらんど」コンテスト受賞作家、待望の新作! 第一章 甲斐春奈の苦悩 第二章 三森要人の初恋 第三章 遠野花蓮の贖罪 第四章 五十嵐航哉の失恋 第五章 甲斐春奈の決意

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