著者 : 藤まる
午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中
夜ごと枕元に現れる鍵束と、繰り返し見る悪夢に悩まされている大学生の遠野晴貴。困った末に彼が辿り着いたのは、「不思議現象を解決してくれる」と噂の骨董店。そこは、同じ大学に通う、美人だが無愛想な女子大生・月城環が営む店だった。彼女は、鍵束の正体を突き止めるため、「午前三時」にお店に来るよう晴貴に告げるが…?孤独に苦しむ男女の成長を描いた、号泣必至の現代ファンタジー。文庫書き下ろし。
さとり世代の魔法使いさとり世代の魔法使い
「北条雫、19歳。どこにでもいる平凡な女子大生のようですが…実はわたし、平成最後の魔女なんです!」祖母から魔女の能力を受け継いだ雫の前に、ある日、10年ぶりに幼馴染の爽太が現れた。「魔法で人助けなんて時代遅れ」とすっかり冷めている雫だが、爽太はかつて約束した「魔女の使命」を果たそうと一生懸命。雫はしぶしぶ六つの魔導具を取り出すが…なぜ、爽太は雫の前に現れたのか?雫が「魔女の使命」を果たした時、その切ない理由が明らかになる。心震える、愛と家族の物語!
時給三〇〇円の死神時給三〇〇円の死神
「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練を晴らし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「半年間勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話などを聞き、疑いながらも死神のアルバイトを始めることとなりー。死者たちが抱える、切なすぎる未練、願いに涙が止まらない、感動の物語。
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