著者 : 西荻弓絵
日本政府、アジアの某超大国、宗教団体インナープラネッツの争いが激化する中、御厨たちの前に現れた「虜」の力を持つSPECホルダー・邑瀬帝法。トクムの2人は邑瀬の能力を攻略することができるのか!?
内閣情報調査室特務事項専従係、通称トクムに所属する御厨静琉はIQ230の天才。 SPEC絡みの事件で公安を追われた高座宏世とコンビを組んだ御厨は、SPECホルダーを巡る闘争に巻き込まれていく。
「安堂麻陽を護る。それは、俺の意思だ!」支援機を失い、クライアントを失い、孤立無援になっても、自らの意思で戦い続ける決心をしたロイド。しかし、ついに致命的なダメージを受け、麻陽の目の前で動かなくなってしまう。一方、レイジの妹・七瀬は、謎の美少女に追い詰められ、精神に変調を来していく。麻陽、ロイド、レイジ、それぞれの愛が向かう未来とはー。時空を超えたラブストーリー、感動の結末!
スペックホルダーを壊滅させるシンプルプランの全貌が明らかになった。何物にも代えがたい仲間の命を犠牲にして…。当麻の命もまた、シンプルプランに呑み込まれようとしていた。そして明らかになるプロフェッサーJの正体ー。激しい怒りに駆られ、ついに当麻が捨て身の反撃に出る。ファティマ第三の預言とは?ガイアの意図とは?当麻と瀬文の運命は?壮大なる「SPEC」の物語、いよいよ感動のクローズ。
レイジが100年先の誰かとメールをしていた形跡を七瀬が発見した。しかし判読不能で手がかりはつかめない。一方麻陽は、レイジに酷似したアンドロイドの中に、ただの殺人マシンでは持ち得ないはずの心の葛藤が存在するのではと思う。ますます激しくなる彼の攻撃。そしてひとつの命の灯が消えたとき、物語が大きく動き出す。麻陽とアンドロイドが心を通わせる日はやって来るのか?時空を超えたラブストーリー、波瀾の第2弾。