著者 : 谷原秋桜子
教え子殺し教え子殺し
学園では何が起きていたのか。殺害「自白」メール、教師・生徒たちの昏い過去、復讐、そして新たな悲劇……。『天使が開けた密室』の倉西美波におとずれた「最後にして最大」の事件。読者も翻弄する渾身の書き下ろし長編本格。
その時の教室その時の教室
問題も解答用紙も配ったというのに、生徒の誰ひとりとしてテストを解こうとしない。ある罪を犯した教師を、テスト用紙が告発する(「三十九枚の告発状」)! 亡くなった先輩教師のパソコンに残された、生徒指導用のエクセルシートの資料。そこにはなぜか新人教師の頃につけられた、おかしなあだ名が記載されていて……(「桃里記」)。四つの学校で、教師たちはそれぞれ生徒と謎に向き合うが、やがて教室に“その時”が訪れるーー。リアリティ溢れる筆致で描く、まったく新しい学校ミステリ!
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