著者 : 貴志葵
頑張って番を見つけるから友達でいさせてね頑張って番を見つけるから友達でいさせてね
二十歳を迎えてもまだαでもβでもΩでもない「未分化」のままだった大学生の優斗は、ある日突然Ωと診断されてしまった。ショックを受けながらも、Ωが平穏な生活を送るにはαと番うのが良いという情報を頼りに優斗は番を探すことにし、合コンや街コンなど色々試してみるが、男のΩは悲しいくらいに需要が無く、苦戦を強いられていた。──番、と聞いて真っ先に思い浮かんだのは親友でαの霧矢だが、彼はΩが苦手で、好みのタイプは美人な女性α。Ωになってしまった優斗を何かと気にかけてくれる霧矢と今まで通り『普通の友達』で居る為にも、早くαを探さなきゃと優斗は焦るが…?
誰もシナリオ通りに動いてくれないんですけど!誰もシナリオ通りに動いてくれないんですけど!
大好きな幼馴染に約束をすっぽかされた結果、不幸にも魔物に襲われてしまったレイルは走馬灯で前世の記憶を思い出しーー自分が乙女ゲーム「セブンスリアクト」の攻略対象のファルクにトラウマを植え付けて死んだキャラである事を思い出した! 前世の記憶のお陰で後遺症を残しながらもなんとか窮地から生還したレイルは、自分が生き残ったせいでゲームが本来のシナリオと大きく変わってしまう事を危惧する。レイルは自身と国の平和の為にもこれ以上「セブンスリアクト」のシナリオの邪魔をしないようにひっそりと生きようと決意するが、レイルの傷に責任を感じたファルクがレイルに対して過保護になりすぎてて全然シナリオ通りに動いてくれない。セブンスリアクトの舞台の学校に通わないってどういうこと!? 振り回し振り回されながらレイルは無事、「セブンスリアクト」をハッピーエンドに導けるのかーー!
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