著者 : 路生よる
地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿(3)地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿(3)
“地獄代行業”の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。紅葉燃ゆる山宿で2人を迎えたのは、闇に蠢く蛇と、前夜に急死した女将の亡骸だった。時を経て再び起こった不審な死。“蛇の祟り”が仄めかされるが、皓が見抜く本当の罪人と、悲しき動機とは…。そして事件の終わりと共に、皓と青児を引き裂く新たな地獄が幕を開ける!美しき少年探偵とペット扱い助手の事件簿、第3弾。
地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島(2)地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島(2)
地獄代行人の皓と助手の青児のもとに届いた〈バラバラ殺人〉を予感させる依頼状。バロック様式の館がそびえる島に向かった二人を待ち受けていたのは、美しき〈生き人形〉と皓の〈弟〉を名乗る少年で!? 第一怪「ヒダル神あるいはプロローグ」/第二怪「鬼」/第三怪「黄泉返りあるいはエピローグ」
地獄くらやみ花もなき(1)地獄くらやみ花もなき(1)
怖いほどの美貌だった。白牡丹が肩に咲く和装に身を包んだその少年は、西條皓と名乗った。人が化け物に見えてしまう遠野青児は、辿り着いた洋館で運命の出会いを果たし、代行業を営んでいるという皓のもと、なぜか助手として働くことに。代行業、それは化け物に憑かれた罪人を地獄へ送る“死の代行業”だった。そして、また今日も、罪深き人々が“痛快に”地獄へと送られる。妖しき美少年と絶望系ニートの“地獄堕とし”事件簿。
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