著者 : 遊森謡子
コミュ障聖女は裏方でいたいコミュ障聖女は裏方でいたい
聖女の家系に生まれたエウリーネは、人や物の影に隠れて気配を消せるという能力持ちの真性コミュ障。人間怖い! 一生引きこもります! と誓い生きてきたのに、突然高潔と名高い第二王子ジリオスが求婚してきた! しかもコミュ障を奥ゆかしいとか、前向きに捉えすぎですが!? 断り方も分からず、気づけば彼の妻として王宮へ。いきなり夫婦生活!? と焦りまくるエウリーネに気付き、ジリオスは提案する。夫婦としてではなく、初めて出会った者同士として少しずつ関係を築いていこうと。それから手を繋いだりお茶をしたり、まったりと恋を育てる日々。こんな優しい旦那様を支えたいーー私もこの微妙な能力を使ってお役に立ちます! 彼女の斜め上の内助の功の行く末はいかに!?
女公爵なんて向いてない!女公爵なんて向いてない!
「男はね。女に上に立たれるのが嫌なんだよ」「僕は、僕を立ててくれる人を妻にしたい」特例で女公爵になった途端、身分が下になった婚約者に婚約破棄を申し込まれたルナータ。キレた彼女はそんな男はお断りととっちめ 、領地で引きこもり生活を送ることに。それから数年、領地の森でもふもふ達と仲良く暮らしていたら、イバラに囲まれた小さな城を発見。そこの寝台に眠っていたのは美しい姫──ではなく見るも麗しき青年。しかも目覚めたと思ったら、突然ルナータの唇を奪ってきて!? 実は百年前に魔法で眠らされた王様でグリフォンにも変身できるという彼ーーアルフェイグの妙な距離の近さに困らされつつも、一緒に暮らすうちにルナータの心も和らいでいき……
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