著者 : 鈴峯紅也
腕は確かだが難物ばかりが揃う浅草東署。その署で任に当たる新海悟には、二人の親友がいる。テキ屋・瀬川藤太と政治家秘書・坂崎和馬だ。ある日、新海が「三度目の、正直」の言葉と共に撃たれた。犯人を追って奔走する瀬川と坂崎だったが、それぞれにヤクザの跡目、政治家として出馬という人生の選択が訪れる。そして、その選択が友を救う障壁となり…。シリーズ第三弾!書下し。
浅草東署には、やり手だが曲者の刑事が集まっている。新海悟もその一人だ。ある日、小学校以来の友人で政治家秘書官の坂崎和馬から電話が。最近、衆議院議員の父の様子がおかしいというのだ。新海は、同じく旧友でテキ屋の瀬川藤太に協力を求める。調査を進めると、そこには予想外のスキャンダルが待ち構えていたー。果たして、三人の友は事件を解決へと導けるのか!?
浅草東署に配属された新海悟。小規模署ながら、やり手が集うと言われる署だったが、出会う人々は一癖も二癖もある難物ばかり。ある日、竹馬の友であり、テキ屋の瀬川藤太から人を捜してくれないかとの連絡がきた。新海は浅草東署のメンバーと、同じく旧友であり政治家秘書官でもある坂崎和馬に協力を求めるが…。三人の友が集うとき、悪に正義の鉄槌が下される!
監察官・小田垣観月が統括するブルー・ボックス。その視察に訪れた大阪府警の刑事は監察官の尾行を捲き、夜毎行方を晦ます。時を同じくして行われた廃工場の摘発で起きた想定外の事件。身内を疑う観月だが、事件の全貌は決して忘れ得ぬ人物との対峙によって明らかになる!
日本最大の暴力団「竜神会」首領・五条源太郎が死んだ。跡目を継いだ嫡男・宗忠はすぐさま遺品や古参組員の“断捨離”を実行、より盤石な新体制作りに着手する。一方、兄・宗忠から最強ドラッグ「ティアドロップEXE」を託され意気込む国光だったが、その場で競合相手を紹介されてしまう。その男は、なんと宿敵・東堂絆と同じ目をしていた。
全米を震撼させた連続殺人鬼、シャドウ・ドクター。日本に上陸したとの情報を得たFBI特別捜査官ミシェル・フォスターは、エリート公安捜査官・小日向純也に捜査の全面協力を要請する。だが、相手は一切姿を見せず、捜査は一向に進まない。殺人鬼の魔手が忍び寄る中、純也とシャドウ・ドクターの意外な繋がりが明らかになり…。純也が最強の敵と対峙する!大人気シリーズ最新刊!
ティアドロップを巡る一連の事件は片桐、金田ら多くの犠牲を伴い終結した。その後、四十九日を迎えて片桐の墓を参拝した絆の前に、謎の男が現れた。かつて片桐と同僚だったと名乗る男だが、その直後、何者かに殺されてしまった!死に際、絆に手渡されたSDカードを巡り、この世の光と闇が蠢き出す…。シリーズ第四弾!文庫書き下ろし。
エリート公安捜査官・小日向純也の目の前で自爆テロ事件が起きた。犯人はスペイン語と思しき言葉を残すものの、意味は不明。ダイイングメッセージだけを頼りに捜査を開始した純也だったが、要人を狙う第二、第三の自爆テロへと発展してしまう。さらには犯人との繋がりに総理大臣である父の名前が浮上して…。1970年、学生運動が生み出した遺恨が、今、日本をかつてない混乱に陥れる!
人並みの感情を失った代わりに、あらゆる情報を瞬時に記憶する能力を得た監察官・小田垣観月。彼女は二年前のブラックチェイン事件に絡んだ爆弾の行方を追い、証拠物の巨大保管庫“ブルー・ボックス”を探るが、いつしか警察内部に斬り込むことになり…。新シリーズ第一弾!
非合法ドラッグ「ティアドロップ」を巡る一連の事件の真相解明に奔走する絆の周辺に、次々と闇社会の刺客が。恋人の尚美にはじまり、教育係の金田、さらには相棒の探偵・片桐亮介、はたまた成田にいる祖父・典明や幼馴染みの千佳までもが窮地に…。そしていま、傷ついた全ての者の悲しみを身にまとい、絆が悪に立ち向かう!
中国には困窮や一人っ子政策により戸籍を持たない、この世には存在しないはずの子供“黒孩子”がいる。多くの子は成人になることなく命の火を消すが、一部、兵士として英才教育を施され日本に送り込まれた男たちがいた。組織の名はブラックチェイン。人身・臓器売買、密輸、暗殺と金のために犯罪をおかすシンジケートである。キャリア公安捜査官・小日向純也が巨悪組織壊滅へと乗り出す!
新型非合法ドラッグ「ティアドロップ」を巡り、ヤクザ、半グレ集団、さらには上野に巣食う中国マフィアまでもが血みどろになって奪い合いを始めた!警視庁の期待を一身に背負った東堂絆は、謎の探偵・片桐亮介と立ち向かう。だが、その背後では絆の交際相手である星野尚美に凶悪な魔の手が伸びようとしていたー。
正伝一刀流皆伝の祖父を持つ東堂絆は、本庁・所轄の垣根を取り払うべく、警視庁組織犯罪対策部特別捜査隊所属となった。ガラの悪い刑事たちもいつの間にか魅了する天性の明るさを持つ絆の前に、非合法ドラッグ「ティアドロップ」の売買を巡って殺人事件が発生。背後には底知れぬ闇社会の陰謀が!?
警視庁公安総務課庶務係分室、通称「J分室」。類稀なる身体能力、海外で傭兵として活動したことによる豊富な経験、莫大な財産を持つ小日向純也が率いる公安の特別室である。ある日、警視庁公安部部長・長島に美貌のドイツ駐在武官が自衛隊観閲式への同行を要請する。式のさなか狙撃事件が起き、長島が凶弾に倒れた。犯人の狙いは駐在武官の機転で難を逃れた総理大臣だったのか…。
幼少時に海外でテロに巻き込まれ傭兵部隊に拾われたことで、非常時における冷静さ残酷さ、常人離れした危機回避能力を得た小日向純也。現在、彼は警察庁のキャリアとしての道を歩んでいた。ある日、純也との逢瀬の直後、木内夕佳が車ごと爆殺されてしまう。背後にちらつくのは新興宗教“天敬会”と女性斡旋業“カフェ”。真相を探ろうと奔走する純也だったが、事態は思わぬ方向へ…。書下し。