著者 : 鈴木直人
魔道士メスロンは、パンタクルをなくしてしまうというヘマをやらかした。これでは魔法を使えない。そのうえ、野宿をしたために、風邪で寝込んでしまうはめになった。そんな彼を、ファジー族という森の種族が、介抱してくれた。元気になったあとで話を聞くと、彼らは三つの魔法書を盗まれて困っているという。お礼に取り戻してやらぬわけにもいくまい。おなじみメスロンの大活躍譚。スーパーアドベンチャーゲーム。
あたしの名は大島いずみ、半年前にこの全寮制の学校、洋貝台学園に転校してきた。実はあたしには霊媒の血が流れていて、念力で人を気絶させるぐらいのことはできてしまう。でも、そんな力があることは隠して、みんなと仲よくやっている。これでけっこう人気者なのだ。でも、楽しく平和な学園生活も、氷室京子という、美しい転校生が来てからというもの、暗い影がさし始めた。学園になにやら異様な雰囲気が標いだしたのだ…。スーパーアドベンチャーゲーム。
森の国シャンバラーは、死の冷気に包まれていた。数年前に襲った天変地異のため、水の恵みも人々の往来も遮断され、国が滅びようとしていたのだ。死の床にあったセフィロト王は、いまわのきわに遺言を残した。「如意宝珠を探し出し、谷に投げ込め。それしか国を救う手立てはない」この遺言を耳にした第2王子は、祖国を救うために立ち上がった。黒魔術を自在に操る偉大な魔道士でもある王子は、その名をメスロンといった。スーパーアドベンチャーゲーム。
いつの日か「ロトの勇者」や「ギル」のような英雄になりたいという夢を心に秘めて旅をするあなた、その名はテンペスト。いましも呪われた街ウツロに冒険を求めてやってきた。この街の地下深くに、莫大な富と永遠の若さをもたらすという秘宝、ブラックオニキスが眠っているという噂を聞きつけたのだ。日本製RPGの元祖、〈ブラックオニキス〉登場。小説がすごろく式のゲームとドッキングしたスーパーアドベンチャーゲーム。