著者 : 鈴木貞美
『死者の書』の謎『死者の書』の謎
『死者の書』は、こう読め!生誕130周年、いま、甦る折口信夫。歌人・小説家=釈迢空と民俗学者・国文学者=折口信夫。二つの才能が見事に融合・醗酵した稀有の小説『死者の書』。作家の青年期、作品成立の時代背景、作者の精神に踏み込むことで謎多き名作の秘鑰に迫る。
身も心も身も心も
あてどない日常をさまようように生きる全共闘世代の二人の男と二人の女ー危ういバランスにゆれる四角関係のゆくえの中に、時と魂のふるえを実験的にうつし出す、八十年代のひそかな名作が、話題の映画化とともによみがえる。
PREV1NEXT