著者 : 長井短
ほどける骨折り球子ほどける骨折り球子
妻の球子は俺を庇って骨折ばかりする。俺も球子を守りたくて夫婦で“守りバトル”に没頭する。ある日、勤め先に俺が会社の金を横領していると電話が入りー。-「ほどける骨折り球子」。無名モデルのキヌは、映画の撮影で粗雑な扱いを受ける中で、女の幽霊が見えるようになり…。「見えない存在」にされてきたふたりが革命を起こす!-「存在よ!」。“奇想天外、だけど愛おしい。不均衡な関係性に縛られた心を解き放つ傑作!
私は元気がありません私は元気がありません
俳優・長井短、初の小説集! 私たちは何度も同じ夜をなぞり続ける──。変わりたくないというピュアな願いが行き着く生への恐怖を描いた表題作に加え、アップグレードする時代についていけない女子高生を描く「万引きの国」、短編「犬山くん」を収録。
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