著者 : 関根聖
奇策屋見届け人 仕掛の章奇策屋見届け人 仕掛の章
旗本の次男坊・仁之助は、とある不祥事のせいでお役を解かれ、さらには婚家を追い出されてしまう。流れ流れて仁之助、辿り着いたは品川宿の、“悪人町”で“奇策屋”の看板を掲げる“男名前の美女”宗次郎と出会い、怪しげな仕事を手伝うはめになるが…!?素浪人・仁之助と、悪い奴らに“奇策”を売って暮らす宗次郎との、奇妙奇天烈な生活が始まった!悪党は怒り小悪党は笑う、人情味溢れる時代小説登場!!
うろつき同心勘久郎 鬼刀始末(三) 陽炎鷹うろつき同心勘久郎 鬼刀始末(三) 陽炎鷹
「どうか何も聞かず、この子を預かって欲しい」渾名は“うろつき”の定町廻り同心・空木勘久郎は、浪人者を凶剣から救う。深編笠のその男から突然に託されたのは、八歳の男の子ー鳶之介であった。一方で北町奉行所には、御府内に侵入した重追放の大罪人“嶋田兵部”を、秘密裏に召し捕れという密命が“お城”から直々に下されていたのだが…。
うろつき同心勘久郎 鬼刀始末(二) 暗夜行うろつき同心勘久郎 鬼刀始末(二) 暗夜行
事件と見れば首を突っ込む性癖から“うろつき”と渾名される定町廻り同心・空木勘久郎。“鬼”に成り果てた先輩同心との死闘には勝利したものの、否応なく剣刃の血渦に巻き込まれていく…。その頃、死に至る奇病“腹咬”が流行の兆しを見せる。病魔の影には、万病を治す“奇跡の按摩”と評判の座頭・九治という盲目の男の姿があった。
うろつき同心勘久郎 鬼刀始末うろつき同心勘久郎 鬼刀始末
寛文四年、夏。大川の畔で、一刀両断された渡り中間の死体が発見された。凄絶な斬り口に、下手人は“鬼”であるという噂が、江戸市中を駆け巡る。強すぎる正義感で、縄張り外の事件に首を突っ込む性癖から“うろつき”と渾名される定町廻り同心の空木勘久郎。彼は、“鬼”を追う道行きで、自らが“鬼”と名乗る蓬髪の浪人・陰井善規と邂逅する。
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