小説むすび | 著者 : 雨宮惜秋

著者 : 雨宮惜秋

【POD】小説 恐怖の洗脳エコロジー【POD】小説 恐怖の洗脳エコロジー

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2022年1月5日 発売

作家・雨宮惜秋氏が終始懸念していることは、すべてのマスコミ報道や政治家・官僚の言論、果たして信じるに値するのか、ということです。 本書で、雨宮氏は、ダイオキシンの害悪に関する問答劇を繰り広げます。 人間が1度呼吸するたびに、1億個ものダイオキシンの分子を吸入するといいます。 通説では、ダイオキシンの害は知られるところではありますが、実際はダイオキシン類は222種類にも及び、なかでも猛毒であるTCDD(テトラクロロジベンゾ・パラ・ダイオキシン)の数値に換算して、人の生命を貶める物質であると一般的に言われています。では、なぜその猛毒物質に換算するのでしょうか。大部分のダイオキシンに害が希薄にも関わらず。 雨宮氏の考えるところによると、まさにそこにあらゆる思惑・陰謀が隠れているところであり、人々が知らずに情報操作されている結果であると言います。 雨宮氏は、「洗脳社会」と話します。 現代では、複雑な情報を誰もがどこにいても知ることができることと裏返し的に、発信者もその情報の伝え方によっては如何様にも操作できる時代だといいます。すべての情報は、自身で取捨選別する、疑う技術が求められています。 前作、「囁く葦の秘密」・「小説 恐怖の裁判員制度」に続く、3部作目。 囁く葦の秘密シリーズ完結編です。 [目次] 第1章 “ゴミ分別”エレジー 第2章 “官僚マフィア”と“ダイオキシン・シンジケート” 第3章 ウルトラ・スーパーリッチと魔の洗脳エコロジー 読者の皆様へ 著者プロフィール 著者プロフィール 雨宮 惜秋(あまみや・せきしゅう) 昭和十九年二月、東京都生まれ。日本大学法学部卒。 平成十六年にアマチュア画家を廃業して美術から文学に転向。 平成十七年、小説『慟哭のヘル・ファイアー』を上梓。 平成二十七年四月、電子書籍『タロー 子供の夢』22ARTパブリッシングより出版。 平成二十七年七月、電子書籍『は縫い物語/愛の形見(新説鶴の恩がえし)』22ARTパブリッシングより出版。 平成二十七年七月、電子書籍『囁く葦の秘密』22ARTパブリッシングより出版。 平成二十七年八月、電子書籍『純白の未来』22ARTパブリッシングより出版。 平成二十七年九月、電子書籍『小説 恐怖の裁判員制度』22ARTパブリッシングより出版。

【POD】慟哭のヘル・ファイアー【POD】慟哭のヘル・ファイアー

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2021年1月11日 発売

不条理で恐ろしい、人間という存在 人の心に潜む「魔」 死は不条理なものだが、それより怖いのは人間だーー この一言が本書のテーマを端的に表している。読者は自分自身の心にも「魔」が潜んでいないかと問いかけられるに違いない。 あらすじ  懇願されて、病気の母親を殺す勇司。母親はかなり衰弱していたので、往診に来た医師にも怪しまれない。その後、葬儀の打ち合わせにやって来た僧侶から、読経と戒名代を合わせて100万円を現金で支払えと言われる。勇司が断ると、僧侶は血相を変えて鎌で切りつけてきた。返り討ちにされた僧侶は捨て台詞とともに退散するが、このやりとりは騒動になった。  騒ぎを聞きつけた自治会長は勇司に向かって次のように言う。 「いいですか。喪主というものは、なにもかも皆さんにおまかせして、少々のことには目をつむってだね、とどこおりなく式を執り行うべきものですぞ」。  僧侶に謝りに行けという自治会長の提案をはねつけたため、勇司は母の葬儀を一人で行うことになった。その後、勇司はさまざまなトラブルに巻き込まれていく。 日常に潜む「魔」  僧侶が切りつけてくるとは、どうしたことだろう。物語の冒頭から、不穏な空気が漂っている。それもそのはず。この町はいわくつきだった。太平洋戦争が終わって間もない頃、この町では混乱に乗じて罪のない村人を村八分にし、みんなで殺しを楽しんだ。人を殺すことに罪悪感を抱かせない集団の力は異様である。  時代は下り、現代。かつての事件などなかったかのように、登場人物たちはごく普通に暮らしているように見える。しかしそれは表面上の話だ。平和に暮らす人たちの中には、魔に取り憑かれ信者を食い物にする僧侶や、それに加担する市長、警察署長などがいる。 『慟哭のヘル・ファイヤー』は、日本社会における金や宗教、政治などの権力の乱用と、それによって引き起こされる人間の堕落と暴力を、一つの町を舞台にして鮮烈に描き出した作品だ。「魔」が人間を支配する仕組みやその恐ろしさが描かれている。 「魔」は人間自身が持っている欲望や恐怖などの感情が暴走したものであり、超自然的な力ではない。しかし、「魔」に取り憑かれた人間たちは、自身の行為を正当化し、他者を軽視し、残虐な行為や言動を繰り返す。あっけないほど人が簡単に死ぬ展開には驚く人もいるだろう。フィクションではあるが、その様子は詳細で現実味を伴っており、読者に強烈な嫌悪感と恐怖感を与える。 死は救済になりえる  そして終盤では「ヘル・ファイヤー」というタイトルのとおり、地獄の業火のような光景が展開され、悪役の運命の結末はーー。本来、死は人がもっとも避けたいものであるはずだが、それ以上の罪を重ねずに済むという点で、死は魔に取り憑かれた者にとっては救済になりえるのかもしれない。  この作品では登場人物を取り巻く環境が、スピーディーに変わっていく。展開が早く、最初から最後まで飽きずに読めるが、血や暴力の描写も多いため、グロテスクなシーンに耐えられる人におすすめだ。  なお、物語には人ではないものも登場する。しかし、もっとも怖いのは天災でも、幽霊やお化けでもなく、生身の人間なのだと感じるに違いない。 文・筒井永英 [著者略歴] 雨宮惜秋(あまみや・せきしゅう) 1944年2月、東京都生まれ。日本大学法学部卒。2004年にアマチュア画家を廃業してから美術から文学に転向。資料館を経営。 著作一覧 2001年 『瑞宝館によせて』(自費出版) 2006年 『慟哭のヘル・ファイアー』鶴書院 2007年 『囁く葦の秘密』鶴書院 2008年 『小説恐怖の裁判員制度 : ワッ赤紙が来た! 懲役と罰金のワナ! : 続・囁く葦の秘密』鶴書院 2009年 『恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院 2009年 『小説恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院 2013年 『純白の未来』(自費出版)

【POD】囁く葦の秘密【POD】囁く葦の秘密

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2020年12月28日 発売

[商品について] ー祖父と父、そしてぼくが生きる「この国のかたち」とはー 衆議院議員を1期つとめた後、国粋主義的立場から院外活動を行い、大正天皇への直訴事件や対米戦争の早期終結を画策して、憲兵隊の監視の網をくぐり抜けながら講話促進運動に関わった祖父・雨宮良之。戦後共産党から立候補して衆議院議員となった後、社会党に移籍して社会民主主義を標榜し、極左の社会主義協調派と対立して激しい党内闘争を繰り広げた父・雨宮富平。その一人息子である「ぼく」は、父の遺品を整理しながら日本の近現代を駆け抜けた二人の資料館を作ろうと考える。世の中の出来事の裏側に潜む深い闇に目を向け、それらが映し出すこの国の姿と未来についての思索を重ねながら、自らの信念に従い身命を賭して闘う政治家であった祖父と父の事跡を綴る、自伝的小説。 [目次] プロローグ 第一章 天皇とマルクスの遺産 第二章 猫と詔勅 第三章 桜花の誉れ 第四章 すぎにし日々の木霊 第五章 坊主と迷信 第六章 大日本帝国に捧げるレクイエム 第七章 夏草館としゃぼん玉 第八章 されどすずしろの日々 第九章 統一痴呆選挙異聞 [出版社からのコメント] 政治への国民の期待と信頼が薄れ、数の論理で動く国政の中で自らの投じる一票の力が幻想に過ぎないことを感じるいま、社会を変えていくために求められるものは何か、その答えを探している方も多いかも知れません。本書を通じて、日本の国のあり方について多くの方が考えるきっかけを持っていただければ嬉しく思います。 【著者略歴】 雨宮惜秋(あまみや・せきしゅう) 1944年2月、東京都生まれ。資料館を経営。 著作一覧 2001年 『瑞宝館によせて』(自費出版) 2006年 『慟哭のヘル・ファイアー』鶴書院 2007年 『囁く葦の秘密』鶴書院 2008年 『小説恐怖の裁判員制度 : ワッ赤紙が来た! 懲役と罰金のワナ! : 続・囁く葦の秘密』鶴書院 2009年 『恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院 2009年 『小説恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院 2013年 『純白の未来』(自費出版)

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