著者 : 青木弓高
白き恋の帝(2)白き恋の帝(2)
ギア復活。ライラから分裂してまで愛を守ろうとした雷羅の戦いもむなしく、冥府に呑まれたエルミアンの魂。その両性具有の身体に、伝説の闇騎士ギアの邪悪な魂が入ったのだ。一瞬のうちにダリの街を破壊するほどの強大な魔力を見せつけられたライラたちの前に、大魔導師デビウスの霊体が現れて、告げる。『ギアがこの子を狙っている』-魔力の強さゆえに崩壊の危機に瀕した肉体を強化し、完全な復活を果たすために、ヴィガの神秘の力を持つヨシュアに目をつけたというのだ…。
Red sadismRed sadism
人々の欲望と苦痛を呑みこんだ街ケルベロス。この魔都で、ドレス・ガンを知らぬ者などいない。稲妻馬に跨がり、青銀の光と化して、他人の生体エネルギーを奪う美少女。だが、彼女の前に、黄金のオーラを纒った美しき魔人ベルリン・ハウザーが現れた。噂によれば、彼は黄金の精を放つという。ドレスは、ベルリンの生体エネルギーを奪うべく、彼の棲み家を急襲するが…。一方、毒を食らい、他の肉体を借りて生きる魔導師ハインドが、ドレスの魔力に目をつけ、その魔手を伸ばしていた。
美貌戦記美貌戦記
かつての東京『中央』。この淫猥な街に一人の男が降り立った。エリス・レーザー、生命体の“魔”を生きる糧とする魔族である。強烈な“魔”の匂いにひかれて行った街の片隅で、エリスは同じ顔をした美しい女たちを見た。彼女たちをつくった医師ソイフォは言う、“街の支配者ディラン様は美貌を食すのだ”と。ディランの中の“魔”に食欲をそそられたエリスは、ディランの愛人で絶世の美貌の主、高月祭と共に動き出したのだがー。頽廃の香り漂う魔都に繰り広げられるエロチズム・アクション。
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