著者 : 香山滋
ゴジラ、モスラ、ラドン……大怪獣が夢の饗宴! 武田泰淳、香山滋、光瀬龍ら、怪獣と特撮映画を愛してやまない文豪たちによる小説、随筆のほか、東山魁夷×三島由紀夫による往復書簡も収録。 怪獣文藝史上、不朽の名作の数々がここに集結! 【目次】 小説篇 怪獣絵物語?マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説?ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説 小説篇 怪獣絵物語 マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説 ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説
「ゴジラ」原作者としても有名な、異色の探偵作家・香山滋の代表的な傑作を厳選した作品集。後に「ゴジラ」に結実する空想科学ものの原点にしてデビュー作「オラン・ペンデクの復讐」、第一回探偵作家クラブ賞新人賞を受賞した極彩色の妖夢譚「海鰻荘奇談」他、幻想怪奇、秘境のロマン、エロティシズムに彩られた全十編。
妻が旅行で不在のあいだ、実家に戻った作家が、犬の散歩の際に訪れた河原で、のっぺらぼうの奇妙な人形を拾う(「人形」)。小さな箱を携え、エーゲ海の船旅に参加した男が、いけすかないアベックの殺害を企てる(「エーゲ海の殺人」)など、歴史ある日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリー界が誇る作家六名による、奇異で妖しい物語を収録した珠玉作短編集シリーズ第四弾。
日本怪獣映画の原点というべき不朽の名作。企画書として書かれたまま、永らく埋もれていたオリジナル原作を、初めて単行本化。(「ゴジラ」)。東宝怪獣映画シリーズ中、唯一ビデオ化されていない幻の作品。ゴジラと同じ香山滋による原作は、昭和30年の初刊以来、38年ぶりの復活。(「獣人雪男」)。キノコ人間・マタンゴの恐怖を描いてファンの評価も高い異色のホラー作品。掲載誌不明とされていた原作小説をついに発見。(「マタンゴ」)。