著者 : 高千穂遙
ロードバイクの世界へようこそ。日夏竜二は、大学進学のため上京した。通学に使うママチャリを買いに行った深大寺サイクルで、たまたま居合わせた客達に囲まれ、ロードバイクを試乗。ついには購入してしまった。そんなおせっかいなおじさんと練習を続け、初出場した草レースで入賞した竜二は、ロードレースの楽しさに目覚めていく。同い年で、自分よりも走れる御園圭と出会い、実業団レースに臨むことを決意する。日本初の自転車山岳レース小説『ヒルクライマー』著者による、初の本格ロードレース小説。
銀河系最強最大の広域犯罪組織ルーシファの一味を追いつめたユリとケイだったが、突如起こった爆発によって、あろうことか異世界への扉が開いてしまった!奇妙な異世界で、想像を絶する冒険と戦いの幕が開く。異世界に君臨する支配者の驚愕の正体とは?そして、果たして無事に元の世界に帰れるのか?ダーティペア!
十二月三十日、その年のG1優勝者や賞金王など九人の選手が、最速の称号と賞金一億円をかけて争う「KEIRINグランプリ」が開催される。過酷な自転車トラックレース、競輪に人生をかける男たちが挑む、年に一度の決戦への道を迫真の筆致で描き、読む者の血をたぎらせる自転車競技小説の傑作!妻への愛、友との友情、息子への想い、仲間との連帯を心に、男たちは熱き血を躍動させ、ただひたすら、ゴールへと走る!
装備を新たにしたジョウたちに過酷な依頼が入った。勢力争いの末に、自身を独自に進化させた無人兵器「猟犬」が、現在も争いを続けながら、近づくものをすべて破壊するという危険きわまりない感星に潜任して、失われた古代金貨を探索せよというものであった。これまでも軍隊によって猟犬の掃討が試みられたが、すべて失敗に終わっている。巨大犯罪組織に加え、竜の一族、虎の一族をも巻きこんだすさまじい戦いの行方は?
銀河の至宝とされる重要美術品を輸送する船の護衛任務のため、ジョウのチームは惑星アフロディーテに降り立った。任務は無事終了したが、動力パーツの交換作業に向かったリッキーが、不可解なテロに巻きこまれ瀕死の重傷を負ってしまう。暗闘する不気味なテロリストの目的は何か?そしてその裏にあるものは?美の惑星を舞台に、謎の美人双子姉妹も介入して、不穏な策謀と異常な欲望をはらんだ壮絶な戦闘が今始まる!日本のアクション・スペースオペラの祖、シリーズ最新作。
ワープに失敗して飛びこんだのは、宇宙海賊相手の連合宇宙軍の包囲網の真っ只中だった。しかも輸送中の急病人や付添人まで「ミネルバ」から消え失せている。そして失神から目覚めたジョウを待っていたのは、クラッシャーの資格停止を含む最悪の事態。汚名をそそぐべく、罠を仕掛けた依頼人を追って、ジョウのチームは惑星ライゴールに飛んだ。安彦良和監督による劇場映画『クラッシャージョウ』を原作者が完全ノベライズ。
水中行動に特化した能力を持つ傭兵アプサラは、銀河連合の管理のもと、二つの勢力が内戦を展開している、水の惑星マルガラスでの軍事活動に従事していた。その内戦のさなか、マルガラスの先史文明調査チームの責任者ディーラーを護衛するため、ジョウとアルフィンは海底遺跡調査船に乗り組んでいた。しかし戦闘に巻きこまれた際に、アプサラと接触したことで、調査は二つの勢力の思惑をめぐって意外な方向へ転がり出す。
いちばん速いヤツは誰だ!十二月三十日、G1優勝者、賞金王など九人の選手が賞金一億円をかけて争う「KEIRINグランプリ」が開催される。競輪に人生をかける選手たちが挑む、年に一度の決戦への道を迫真の筆致で描いた、心揺さぶる自転車小説。
ダーティペア・ウィズ・バトル・モンスターズ!最新テクノロジーで、大陸まるごとひとつをゲーム世界に仕立てあげた超人気テーマパーク、バーバリアン・エイジ。ここに潜入捜査していたユリとケイは、ヒロイックファンタジーの世界にどっぷりと漬かっていた。ところが何者かがゲームのシステムを書き換えたために、これまでの世界が一変してしまったのだ!サトシとピカチュウに捧げる、ヴァーチャル・アドヴェンチャー。
太陽系国家ガンガー、そのほぼ国民全員が信徒であるという宗教組織、ナタラージャ教団の本尊、ナタラージャのヴァジュラが盗まれた。捜索を依頼されたジョウのチームが、その行方を追ってやってきたのは惑星ローデス。リッキーの生まれ故郷だった。彼が育ったのは地下都市ククル。地上に新都市ができてからはスラム化し犯罪の温床と化していた。空港に到着したジョウたちは、さっそく不気味な連中の襲撃に巻き込まれる。
ローデスは、マドックとラダ・シンという二人のボスがしのぎをけずる、ギャングに支配された惑星だった。ラダ・シンの手先に追われたマドックの娘、ミミーを助けたジョウたちは、ともに地下都市ククルに入る。たちまち異形のものの襲撃に遭ったジョウの一行は分断されてしまう。ククルはラダ・シンの魔道によって悪霊都市と化していたのだった!予期できない敵の攻撃に苦戦を強いられるジョウたちに打つ手はあるのか。
人面魔獣事件で重傷を負ったジョウには長期の治療が必要だった。その入院生活もようやく終わろうとした頃、病床のジョウは不可解な襲撃を受ける。それは暗黒邪神教事件以来消息を絶っていたクリスからの死の挑戦状だった。エスパーの国、神聖アスタロート王国をうちたてた美しき魔王は、銀河系の新たな支配者となることを宣言し、全人類の滅亡を予言してきたのだ!わずかな手懸りからジョウたちは捜査を開始するのだが。
その標的になって生きながらえた者はいないといわれる暗殺結社“クリムゾン・ナイツ”。彼らに命を狙われているという連邦首相から護衛を依頼されたジョウだったが、契約を終えた直後に首相は殺されてしまう。任務に失敗した彼に与えられた失地回復の猶予は240時間。残された凶器のニードルガンを手懸りに、必死の捜査の末、結社の本部を突きとめたジョウたちを待ち受けていたのは、究極の殺人兵器、人面魔獣だった。
銀河系全域に広がる独立国家の連合体である銀河連合。その目的は、一国家にかたよらず全人類の繁栄と安全を守ることにあり、銀河標準暦で四年に一度、銀河連合首脳会議が持たれることになっている。それに出席する連合主席の護衛が、連合宇宙軍を差し置いてジョウに依頼された。しかし入念なコースの下見を終えた彼を待ち受けていたのは、全く身に覚えのない犯罪の嫌疑だった。執拗な追手をかわしながらジョウの反撃がはじまる。
ジョウたちが発見した難破宇宙船には瀕死の老人が乗っていた。彼は「銀河系最後の秘宝」という謎の言葉を遣して息絶える。その直後〈ミネルバ〉は正体不明の円盤機群に襲撃された。老人から託された暗号データを解読すると、それは、銀河系最大の富豪、ドン・グレーブルからジョウへの仕事の依頼だった。彼はみずからが築きあげた巨万の富にかかわる秘密を明らかにし「銀河系最後の秘宝」の探索を依頼してきたのだった。
休暇中のジョウたちに緊急の依頼があった。誘拐されたとおぼしき、ある少年の捜索だった。少年の乗った客船は、本来の航路から行方不明になり、発見された時にはすべての乗客乗員が惨殺されていたのだが、その少年だけはついに見つからなかったという。彼の名はクリス。天使のように美しい絶世の美少年であった。ジョウは、クリスがノートに描き残した悪魔の紋章を手がかりに、暗黒邪神教という謎の組織にたどりつくのだが。
2161年、恒星間航行を可能にした人類は銀河系全域に進出し、8000におよぶ独立国家の連合体、銀河連合を作りあげていた。その開発の尖兵となったのがクラッシャーと呼ばれる集団だった。依頼があれば、航路の整備から惑星改造にいたる危険な任務を請け負う宇宙のなんでも屋である。その中でもトップクラスの腕利きであるジョウは、反乱の起こった連帯惑星ピザンへと、王女の依頼で、自らのチームを率いて向かうことになる。
惑星改造技術の発達により、人類が居住できなかった惑星にも植民が可能になったため、それまでの惑星国家は、太陽系全体をひとつの政府が統治する太陽系国家へと生まれ変わっていた。そんな太陽系国家のひとつタラオの大統領から、直接ジョウのチームに、銀河系の至宝と呼ばれる稀少動物、ベラサンテラ獣の護送という依頼があった。予想される宇宙海賊の襲撃を避けるため、ジョウはチームのアルフィンに陽動作戦を命じる。