著者 : 高畠寛
焼け跡の青空焼け跡の青空
人々の記憶を呼び起こす大阪・焼け跡三部作 大阪大空襲の焼け跡で育った少年たちの物語。 焼け跡の上にひろがっていた広大な青空……煙の都でもあった大阪、その市街80パーセントが焼け野原となり、邦夫はそこで小学生時代を送った。 その青空は違った見方をすれば希望でもあった。 焼け跡の青空 焼け跡のフィナーレ 自転車泥棒 旅日記 白鳥の歌 雨降りかぐや姫 西廻り生き直しの旅
神々の黄昏神々の黄昏
失踪した女友達の夫が残した「神神の黄昏」と書かれたノート。そこには「沈黙の島」硫黄島守備隊二万一千人から、米軍に救い出された生き残り一千名のうちの一人であることが綴られていた。この硫黄島の徹底した抵抗がもたらしたものは何であったか。表題作他三編を収録。
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