著者 : 高草洋子
妖精たちのふーよよ村物語 第2巻妖精たちのふーよよ村物語 第2巻
700歳の妖精オリジーは、子供の時に迷い込んだ森の洞窟の中で、神様とも思える巨大な光を放つ白コウモリに遭遇していた。その白コウモリはオリジーに、「村に黒い泉が現れたときには、人間でもなく妖精でもない子供をここに連れてくるように」と言ったことを思い出したのだった。夢だったのか、現実だったのか判然としない中で、妖精たちは荒廃した地球を救うために、その伝説を手がかりに答えを見つけ出そうとする。
妖精たちのふーよよ村物語 第1巻妖精たちのふーよよ村物語 第1巻
今日は子供たちの研修遠足。子供たちが年に一度、人間界に行ける特別な日。大人にならなければ勝手に行くことができない人間界に行けることで子供たちの顔はみな、興奮して上気していた。ミエミエ草を食べると、妖精たちの体は倍くらいの大きさになって人間にも見えるようになり、言葉も交わせるようになる。けれど、そのためにはいくつもの注意事項があって、子供たちに重々言って聞かせるのだが、それを聞いていない子供たちがいて、大変なことが起きた…
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