著者 : 鬼島紘一
相克相克
白隠と並び称される誠拙周樗。不世出の名僧と母との心の葛藤を描いた感動作。禅僧として最高位に上り詰めた誠拙周樗は七歳のとき小僧に出された。最愛の母に捨てられたものと思っていた彼は、母の死後、それが苦渋の選択であったことを知った。母の辛い気持ちを顧みることが無かった吾身を深く恥じて後悔。そして懺悔の旅に出た。
妻恋坂マンション妻恋坂マンション
エレベーターが綺麗かどうかはマンション管理のバロメーター。管理会社は担当物件を格付けして手を抜きまくるー妻恋坂マンションに入居した大竹次郎は、理事会に出席して驚愕した。不審な外壁修繕工事費処理が発覚しても認めず丸め込もうとする管理会社。追及どころか大竹を排除しようとする理事会。このマンションはおかしい…大竹のたった一人の叛乱が、やがて大きな不正を暴きだす!書下しマンション問題“警発”小説。
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