著者 : 鷹井伶
番付屋小平太番付屋小平太
深津小平太は、由緒正しい旗本の三男坊だが、父親との折り合いが悪く家を飛び出した。幼馴染みの版元に言いくるめられて、番付屋を始める。江戸で大流行りの番付表。浮き世の陰に隠された人情の機微を織り込んだ小平太の番付表は、相手に悟られないように業界に潜り込んで内情をつかんだものだった。今日も小平太は、辛口の江戸っ子を唸らせるため番付調べに余念がない。
犬同心、奔る!犬同心、奔る!
生類憐れみの令が撤廃されたばかりの江戸。正義感溢れる同心、犬飼研吾が、愛犬お蘭を相棒に難事件を解決していく。一途に人を信じる若者と真っ白な紀州犬コンピが大活躍する痛快時代小説! 2015年3月刊。
廓同心雷平八郎(三) 野望の宴廓同心雷平八郎(三) 野望の宴
徳川吉宗の死により廓も自粛のお達しが出た頃、北町奉行所隠密同心・佐藤彦四郎と共に足抜けした遊女の亡骸が見つかる。彦四郎が殺害したのではないかと疑われたが、雷平八郎はこの事件を洗い直すことにする……。
廓同心雷平八郎(二) 雷神のごとし廓同心雷平八郎(二) 雷神のごとし
曲者による三浦屋襲撃事件以来、雷平八郎と四郎左衛門との間には、また最初の頃のようなよそよそしい感じが漂っていた。そんな時、三浦屋の夕霧太夫に三河岡崎藩主・水野忠辰との身請け話が持ち上がるが……。
廓同心雷平八郎(一) 百花乱れる廓同心雷平八郎(一) 百花乱れる
雷平八郎は北町奉行所の定町廻り同心で、女にもてたためしがない。そんな彼は色恋に疎いところを見込まれ吉原勤番を命じられてしまう。百花繚乱、美しく咲き乱れる女の園で、平八郎が直面する愛憎渦巻く事件とは!?
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