著者 : 麻木みさこ
サマーラブにときめいてサマーラブにときめいて
あたし高田周子、15才。あたしの特技は、毎晩、夢の続きを見られるってこと。2ケ月前、あたしはホンのいたずら心で、理想のカレの顔を描いた紙を枕の下に敷いて寝た。そしたらちゃあんと出て来たじゃない。あたしの理想のカレ。22才、オトナの香りがするけど、案外無邪気な人。その日以来、あたしは夢の中で毎日カレとデート。ところがある日、お姉ちゃんに誘われてテニスにでかけたあたしは、もうビックリ。だって、お姉ちゃんの恋人が連れて来た男の人、夢の君にウリふたつなんだもん…。夢と現実の間で揺れる周子の夏のラブストーリー。
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