著者 : 黒川裕子
四界物語 上四界物語 上
陸の民アリシャーランと海の民サクォーリアン、二つの民族が反目しながらも共存する世界〈一の大陸と千の島々〉。両者の血を引く〈半端者〉と差別されながらもアリシャーランの帝国に仕える青年騎士シルッカは、初陣の夜に奇妙な生き物を拾う。サクォーリアンを毛嫌いする皇子リンゼイ・ヴォーと共に“ファティオータ”と名付けたその生き物の帝都移送を命じられるシルッカだが、その裏では皇子暗殺の陰謀がーー。気弱な騎士と傲慢な皇子、そして大喰らいの竜の幼生。二人と一匹が世界の秘密を解き明かす、王道ファンタジー! 幕開けの上巻。
四界物語 下四界物語 下
ファティオータや海賊ネルヴァーリと別れ、帝都に戻ったシルッカとリンゼイ・ヴォー。二人は大陸全土で行われている苛烈なサクォーリアン狩りに衝撃を受ける。リンゼイは父帝オハリオ二世の暴走を止めるため、西海の覇者ウィゴネール王国に協力要請をするがーー。シルッカはファティオータと和解することができるのか? リンゼイ・ヴォーは父帝との決着をつけることができるのか? 壮大なファンタジー、堂々の完結!
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