著者 : 黒石迩守
伊藤計劃トリビュート2伊藤計劃トリビュート2
1970年代カンボジア、クメール・ルージュによる不条理な殺戮の地を論理で生き抜いた少年ー第3回SFコンテスト受賞者・小川哲「ゲームの王国」300枚、電子書籍版が話題の草野原々「最後にして最初のアイドル」ほか、黒石邇守、柴田勝家、伏見完、ぼくのりりっくのぼうよみの、20代以下6作家による不世出の作家に捧げるアンソロジー第2弾。
ヒュレーの海ヒュレーの海
“混沌”が地表を覆って世界が崩壊し、地球が巨大な記録媒体“地球の記録”と化した未来。身体を生体コンピュータ化した人類は、地球の記憶から技術を発掘し文明を延明させていた。序列第三位国家イラの下層民が住む地下都市で育った天才発掘屋の少年ヴェイと少女フィは、偶然発見した昔の映像に惹かれ本物の海を探す約束をする。それは二人の幼年期の終りへの第一歩だったー第4回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。
PREV1NEXT