著者 : loundraw
“サマーゴースト"という幽霊が現れるという。 夏、使われなくなった飛行場、花火をすると、彼女は姿を現すらしい。自殺した女性の幽霊なのではないかという噂だ。 ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。3人は“サマーゴースト"を探すために集まった。 3人は幽霊に聞いてみたかった。“死ぬって、どんな気持ちですか?"それを聞くべき理由が、3人にはあったのだーー。 10代からイラストレーターとして活動し、近年はアニメ、作詞、小説、漫画、と多彩なクリエイティビティを展開する俊英・loundraw。 その初監督の劇場アニメーションを、脚本を担当した乙一(安達寛高)手ずからノベライズ。 『花火と幽霊』をモチーフにした姉妹作のオリジナル小説『一ノ瀬ユウナが浮いている』も2021年11月26日に発売予定。
つらくて忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説の怪人・記憶屋。記憶屋に会いたいと願った人々は、あの時どんな想いを胸に秘めていたのかーー? 切ない涙があふれだす、珠玉の3篇!
青い瞳に古びた一眼レフ。渡り鳥のように、人々の前に姿を現す不思議な少女と、その軌跡を追い続けた一人の不器用な少年。時間と、場所と、人。全ての点が繋がるとき、少女が胸に秘めていた“ある後悔”が、二人の運命の歯車を大きく動かしていく。次世代を担う、最注目の才能が放つ、初小説&描き下ろしイラストー時間も場所も人も越え、運命を紡ぎだす、最強ラブストーリー!
正直、ままならないことだらけの図書館業務。 でも、まあまあ楽しい毎日です。 みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。 本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、 家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある図書館業務は、ままならないことが多い。 でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。理解もできる。 だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。 いなかの図書館を舞台に描かれる、 小さな町のハートフル・ストーリー。 [装画] loundraw