ジャンル : ミステリー・サスペンス
歌舞伎町トー横キッズの闇を追え! 警視庁生活安全部少年事件課の山内が暴力団員に捜査情報を流しているとの密告が人事一課監察係に届く。同僚の佐良、皆口とともに監察官の能馬から事前監察を命じられた若手の毛利。行確に向かった新宿歌舞伎町にはトー横キッズが集まり、中学二年の孤独な少年・三崎は偶然預かった錠剤を闇で売ろうと謎の少女・美雪に持ち掛けられていた…ジンイチ、新たな戦いへ! WOWOW 連続ドラマW 「密告はうたう2 警視庁監察ファイル」 ドラマ化シリーズ最新作!
取扱注意! 変な死体×本格ミステリ 作家デビュー30周年記念作品 不謹慎だがガチ本格の死体ミステリ! 「本格・オブ・ザ・リビングデッド」 夏の山荘で起きた惨劇。殺人犯はゾンビ⁉ 「三人の戸惑う犯人候補者たち」 「人を殺したかも」相談の内容は殺人で… 「それを情死と呼ぶべきか」 〈死者が生者を殺した〉密室心中の真相は⁉ 「死体で遊ぶな大人たち」 なぜ腕だけ別人に“すげ替え”られたのか? 「死体を有効活用すれば、ここまで奇怪な状況をロジカルに成立させられるのか! 著者が示した4態(シタイ)に驚嘆!」--村上貴史氏(書評家)
容疑者は……怨霊!? 警察庁の本庁地下4階に存在する「第二種未解決事件整理係」。怪奇現象めいた未解決事件を再調査する部署で、通称「呪われ係」とも呼ばれる。突然配属されたベテラン刑事・只倉恵三は渋々調査を引き受けるが、愛娘の彼氏である怪談師が現れてーー!? 古今無双の〈ミステリ×怪談〉小説誕生! 【目次】 第1話 繰り返す男 第2話 猫に憑かれた女優 第3話 トンネルとマヨイガ 第4話 物の怪の出る廃校 第5話 対決・仏像怪談 第6話 生霊を追って 装画:市川友章
金髪王子とアラフィフ刑事の異色バディは、不可能トリックを解き世界を救えるかーー超絶怒濤のアクション・ミステリー! 都内で起きた密室殺人。北欧のプリンスがなぜか事件現場に現れた。協力を命じられたベテラン刑事・本郷馨は、北欧の小国・メリニア王国のミカ第三王子と共に捜査に乗り出すが、連続する不可解な事件の裏には予想外の黒幕が……!? 【目次】 Prologue Case I 嫌われる人は恨まれない Case 2 胡乱ろんな不在 Case 3 二つの檻 Epilogue あとがき 装画/サイトウユウスケ
第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。 死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。 欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。 ミイラのセティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな謎に直面する。 棺に収められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッドの玄室から消失し、外の大神殿で発見されたというのだ。 この出来事は、唯一神アテン以外の信仰を禁じた先王が葬儀を否定したことを物語るのか? タイムリミットが刻々と迫るなか、セティはエジプトを救うため、ミイラ消失事件の真相に挑む! 浪漫に満ちた、空前絶後の本格ミステリー。 【選考委員 大絶賛!】 死者が甦る世界でなければ書けない魅惑的な謎に正面から挑んでいる。 これだけ野心的な設定を用意して、壮大な物語をきちんと着地させた点を高く評価。 このミステリーはたしかにすごい。--大森 望(翻飲家、書評家) 現世に蘇ったミイラが何の違和感もなく受け入れられるあたり、 落語にも似たとぼけた味わいがあり、思わず吹き出しそうになった。 奇想天外な謎作りといい友情溢れる人間関係劇といい大賞の価値あり。--香山二三郎(コラムニスト) 探偵役がミイラ、タイムリミット有り、不可能犯罪のほか謎がちりばめられ、 読ませるポイントが随所に用意されている。 古代エジプトに興味をもてない方々もぜひ読んでほしい。--瀧井朝世(ライター)
シリーズ累計10万部突破 『このミス』大賞受賞作 『名探偵のままでいて』続編 南原清隆(ウッチャンナンチャン)感嘆! 「幻影の中に誰も見えない真実が見える認知症の祖父とその孫娘。 登場人物たちが私の心に棲みついて、ミステリーの連鎖にドキドキしながらも、 一編の人情落語のように余韻が残りました」 “密室状況からの消失”“学校の七不思議”-- 謎を解くのは認知症を患う、私の祖父。 (あらすじ) クリスマス直前、居酒屋で“サンタクロース消失事件”について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだというーー。“連続自殺未遂事件”や“泣いている死体”など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。
この犬さえいれば、人生勝ち組ーー 人間の欲望と犬の純真が交差したとき、噓・罪・謎が加速する。 疾走感No.1作家が放つ、傑作サスペンス! 六本木のセレブ妻という設定で、SNSにマンガ〈保護犬さくら、港区女子になる〉を投稿している梨沙。ある日、出版社の編集者から書籍化のオファーが来る。動画サイトで人気になれば億単位の収入も夢ではないという。年収一億円を夢見る梨沙は大胆な行動に出るが、想定外の“事件”に巻き込まれ……。 殺人者は誰か、噓をついているのは誰か? 一度読みだしたらページをめくる手が止められない、疾走感満点の傑作長編ミステリー!
小説を書くことに翻弄される二人の女。 どうしようもなく背負ってしまう因果。 無傷ではいられないのに、 それでも私は書き続けるのだ、 という覚悟。 そのすべてを封じ込めた物語を チレンさんは書いてしまった。 ーーーー窪美澄(作家) 彼女は己の何もかもを削ぎ落しながら、 美しく繊細な物語を紡ぐ。 そうして生まれた作品は眩いばかりの光を放ち、 同時に深い闇を孕む。 この作品は、まさしく木爾チレンそのものだ。 ーーーー町田そのこ(作家) 窪美澄さん、町田そのこさんも激賞!! 一気読み必至!! 2023年の大本命!! 最旬にして俊豪・木爾チレンの真骨頂、 深き心の闇に愛憎蠢くヒューマンミステリー!! 女にだけわかる、狂気。 過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。 若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。 しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断ったーー。 やがて三十年の時が経ち、冴理のもとに、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。 「私には書く権利がないの」そう断る冴理に、 「それは三十年前ーー白川天音先生が亡くなったことに関係があるのでしょうか」編集者は問う。 「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」 ーーそして、この時を待っていたというように、冴理は語り始める。 高校文芸部の後輩、白川天音が「天才小説家」として目の前に現れてから、 全ての運命の歯車が狂ってしまった過去と、その真実を……。 希望と絶望、 羨望と嫉妬…… これは、ふたりの女性作家が、才能を強く信じて生きた物語。 すべてを読み終えたあと、 あなたはタイトルに託された“切ない意味”を知り、 ぎゅっと、胸を締め付けられる。 ヒット作『みんな蛍を殺したかった』の俊英女性作家による、 1年ぶりの書き下ろし長編小説。 満を持して、待望の最高傑作、降臨!!
こいつら、最高すぎる……! 昼休みの“完全犯罪”にご用心!? 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点! 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、2年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。タイムリミットは65分、奴らのミッションは達成なるか(第1話「RUN! ラーメン RUN!」)。文化祭で販売する部誌の校了に追いつめられた文芸部員たち。肝心の表紙イラストレーターが行方不明になり、昼休みの校内を大捜索するがーー(第2話「いつになったら入稿完了?」)。 他人から見れば馬鹿らしいことに青春を捧げる高校生たちの群像劇と、超絶技巧のトリックが見事に融合。稀代の若き俊英が“学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ! 《ここまでやるか、阿津川辰海!--驚嘆の声、続々》 「あーくやしい!『学生時代に戻りたい』なんてこの本を読むまでは一度たりとも思ったことがなかったのに!」 ーー芦沢央さん 「日常は、解き明かされることを待っていた。何の変哲もない平凡な日々を開いてみれば、そこには輝くばかりのミステリーが詰まっている。阿津川辰海が教えてくれた魔法が、私達の日々まで彩っていく」 ーー斜線堂有紀さん 「晴れ晴れとした気分になる青春ミステリ! 馬鹿らしくも愉快なアレコレに惜しみなく情熱を注ぐ高校生たちの姿は、まるでこの作者の創作態度を見るようだな!!」 ーー東川篤哉さん 〈目次〉 第1話「RUN! ラーメン RUN!」 第2話「いつになったら入稿完了?」 第3話「賭博師は恋に舞う」 第4話「占いの館へおいで」 第5話「過去からの挑戦」 装画/オオタガキ フミ
アメリカで指折りのピアニスト、エドワードは、大統領選挙の影響で人種差別が激化し、変貌しつつある国を憂い、音楽で何かできないか模索していた。そこで、3カ月後に予定しているカーネギーホールでのコンサートで、黒人音楽を愛した作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くことを思い立つ。しかし、マネージャーがガーシュウィンでは客を呼べないと反対したため、ショパン・コンクール中に演奏で人命を救い、一躍有名になった男、岬洋介との共演を取り付けることにした。一方、新大統領の暗殺計画を進めていた“愛国者”は、依頼主の男から思わぬ提案をされー。音楽の殿堂、カーネギーホールで流れるのは、憎しみ合う血か、感動の涙か。
長野、松本、小布施… 偽探偵の裏の顔を暴け! 山根七海から息子で会社員の勇一郎の素行を調査してほしいとの依頼を受け、私立探偵・小仏太郎は尾行を進める。そこで勇一郎の交際相手・門島淡路の不審な行動に着目する。調査を進めたところ、彼女の祖母が轢き逃げされた事件の犯人を突き止めようとしているらしい。轢き逃げしたのは東京と長野で暮らす兄弟のようだが、彼らには見過ごせない裏の顔があって…。謎の兄弟の周りで起こる怪事件の真相は!? <目次> 第一章 霧の道 第二章 困りごと相談所 第三章 白い靴の女 第四章 夏の終り 第五章 白い粉 第六章 善光寺参詣 第七章 諏訪の事件 第八章 『雪女』と『凛』
紙業界誌に掲載された“紙人32面相の推理クイズ”と、現実に起きたという密室殺人事件との関係とはー?どんな紙でも見分けられる紙鑑定士・渡部は、懸賞目当てにクイズを解きながら今日も事件に巻き込まれる。学習塾で起きたカンニング事件の真相とは?「さわるときけん けがするで」物騒な怪文書を作った犯人は、どうやって密室の建物に忍び込んだ?事件とクイズを解明していった渡部は、“紙人32面相”から協力を請われ、とある怪死事件の謎も解くことに…。
信濃追分で土産物屋を営む丸岡一枝。 ある冬の夜、一枝には見憶えのない男の死体が店の前に遺棄され、信濃のコロンボこと竹村岩男警部が捜査を開始した。 同じ頃東京で、かつて本郷追分と呼ばれた場所にある「八百屋お七の墓」で男の変死体が発見され、警視庁の岡部和雄警部が捜査に乗り出す。 二つの事件の共通点「追分」に着目した竹村が岡部を訪ねて上京。 手掛かりも少なく捜査が難航する中、被害者は夕張炭鉱で働いていた、という情報が寄せられ、捜査陣は北の町へ飛ぶが……。 竹村と岡部。ふたりの名警部が、奇怪な“連続”殺人の謎に挑む! 「私が“理想の警察官”として真っ先に思い浮かべるのは「竹村岩男」です。」 ーー美村里江さん(女優・エッセイスト。ドラマ「新・信濃のコロンボ 追分殺人事件」竹村陽子役)
謎が謎を呼ぶ虎脱走事件。 ミステリと時代小説の融合を試みる作者の これが最高傑作だ! ーーーーー縄田一男氏(文芸評論家) 家康から贈られた虎が城から逃げ、死体が消えた! 国を揺るがす虎騒動の意外な真実とは? 会心の歴史時代ミステリー長編! 徳川家康から南部藩に拝領され、盛岡城内で飼われていた虎二頭、 乱菊丸と牡丹丸が檻から飛び出した。 徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を見事に生け捕りするが、 牡丹丸は傍若無人の若殿・南部重直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。 平四郎が城に駆け付けると檻の見張りをしていた番人は絶命していた。 責任を取って腹を斬ったと思われたが、その死因には不審な点が。 さらに檻の中にいるはずの囚人の死体が消えていた! 若殿の乱心か、領内のキリシタンの仕業か、それともーー 密命を受けた平四郎が藩を揺るがす大騒動の謎に挑む! 目次 序章 第一章 虎捕物 第二章 切支丹と金山 第三章 乱世の尻尾 第四章 雪原の若武者 第五章 繋がらぬ環 第六章 騒動の真実
『ガラパゴス』『震える牛』著者が放つ 警察小説の新たな金字塔!! 「目で見る物語。 心の眼で捉える想い。 焦点が合うその刻を、見逃すな」 杉田智和 声優 あなたの顔が危ないーー すべてが監視されている! 心眼で人を観察しろ。本質だけが浮かび上がる。 街頭に立ち、顔を見続け、 指名手配犯を炙り出す〈見当たり捜査班〉。 新米刑事・片桐は、犯人を見つけられない。 一方、ベテラン刑事・稲本は、圧倒的な結果を残す。 新たに就任した捜査一課長は、ハイテク捜査を実施、 「見当たり捜査班不要論」をぶち上げた。 絶体絶命のピンチを、片桐は脱することができるのか? 目次 第一章 定点 第二章 駐留 最終章 見当たり
「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。その段階でうちに来てもらえれば、犯罪の発生を未然に防ぐことができます」-そのNPO法人には、罪を犯すか悩む人が相談にやってくる。相談員はそんな犯罪者予備軍たる人々から聞き出した犯行計画の穴を次々と指摘していく。不備を突かれた者たちの殺意は、果たして本懐を遂げるのか。犯罪発生を未然に防ぐ!?新しい形の倒叙ミステリ短編集!
生まれつき左眼だけ翠色、オッドアイの女子高生・小鳥遊唯は、右目に緑色のカラコン、黒いマントの二八歳独身男性、暗黒院真実(本名・田中友治)が営む探偵事務所で助手を務めている。ある日、探索中に日が落ちて山奥から帰れなくなった二人は、蛇怨館と呼ばれる洋館に泊めてもらうが、翌朝一室で死体が見つかる。ところが探偵として推理しようとした田中が暴いたのは犯人ではなく、決して解いてはいけない謎で…。異能の著者が贈る新感覚本格ミステリ開幕!
未知のウイルスが露わにしたものはーー 厚労省の変人役人vs中抜きハイエナ!? 東城大学医学部付属病院に新しく赴任してきた中堅医師・洲崎は、医師のワークライフバランスを主張。 さらに、病棟に「効果性表示食品」を導入しようとし、上司である田口医師と対立して…… 累計1080万部突破の「バチスタ」シリーズに連なる、「コロナ」三部作、堂々の完結! (あらすじ) 2022年7月ーーコロナ新規感染者は一日10万人を超えていた。第7波、第8波と、波状攻撃で新型コロナウイルスは日本社会に襲いかかる。 医療現場は医療崩壊の状況を超え、今や「医療麻痺」に陥っていた。 その頃、ホスピス病棟とコロナ病棟の責任者を兼務している田口公平は、新任の中堅医師・洲崎に手を焼いており、 この問題を解決するため、禁断の一手、厚生労働省の白鳥圭輔を東城大に召喚するが……。