小説むすび | 老婦人マリアンヌ鈴木の部屋

老婦人マリアンヌ鈴木の部屋

老婦人マリアンヌ鈴木の部屋

昔も今も人はせつなく老いていく。青い部屋で老婦人はベッドに横たわるが、ときにフランス小話も語る。宝石のヤフオクにはまるヘルパーのモエ、横浜でなりあがる介護実業家のトチ中野、見てくれはいいけれど甲斐性なしのリチャード、整形を繰り返す大道芸人のミッキー…仲間に囲まれた老婦人は、シニア婚活パーティーで意外な若き日の過去に出会うが…。パートナーと父母の介護と看取り、著者自らの大腸がんとうつ病の25年。辿り着いた快活で人間味たっぷりの「老活小説」。

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