広瀬川流れる杜の都・仙台-生まれ故郷に戻った作家がみちのくの山や川を歩き、その風土と歴史を成熟した眼と筆致で描く、連作による長篇小説。
広瀬川流れる杜の都・仙台。この町に生まれ、上京して、現代で最も真摯に「私小説」を追求する作家となった著者が、故郷に戻り、みちのくの山や川を訪ねる。面白山、秋保、定義、琵琶首…川づたいの土地に息づく人々の営みを、成熟した眼と卓抜な文章で描く、連作形式による長編小説。 2005/04/30 発売