入り婿侍商い帖 関宿御用達(1)
旗本家次男の角次郎は縁あって米屋の大黒屋に入り婿した。関宿藩での藩米横流し事件解決を助太刀した功により、大黒屋は関宿藩御用達となった。だが、商いが軌道に乗り始めた矢先に舅・善兵衛が人殺しの容疑で捕まる。角次郎は善兵衛の無実を信じ独自に事件を調べるが…。妻と少しずつ心を重ね、家族一丸となって米屋を繁盛させていく物語。富士見新時代小説文庫で好評を博した「入り婿侍商い帖」シリーズ続編第1弾。
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旗本家次男の角次郎は縁あって米屋の大黒屋に入り婿した。関宿藩での藩米横流し事件の解決を助太刀した功により、大黒屋は関宿藩の御用達となった。今年は稲が豊作で、米の値段の下落も予想される中、新米の輸送競争“新米番船”が行われることを知った角次郎は、仕入れた米を売るため、出走を決意する。妻と少しずつ心を重ね、家族一丸となって米屋を繁盛させていく物語。“入り婿侍”シリーズ関宿編、待望の第2弾。 2015/10/24 発売