三号線の奇跡 好きとさよならが待つ電車
「俺もずっと、会いたくて会いたくて仕方なかったーー。」
引っ越しで離れ離れになった大好きな翔と、再会の約束をしていたかのん。
けれど彼からの手紙はいつしか途切れ、
級友からも「翔はもう忘れてる」と聞かされる。
会いたい人に出会える、奇跡の電車ーー
噂の三号線を思い出し、ホームへと駆け出すかのん。
そこで翔とは二度と会ってはいけない“秘密”を知ってしまうーー。
「好き」と「さよなら」を届ける、号泣必至の連作短編。
一号線 大好きな人の好きな人 ・・・007
二号線 君に好きだと伝えたい ・・・081
三号線 もう一度ここからはじめよう ・・・141
四号線 君との未来を夢見てた ・・・195