小説むすび | 翔べ麒麟(下)

翔べ麒麟(下)

翔べ麒麟(下)

著者

辻原登

出版社

KADOKAWA

発売日

2012年2月25日 発売

玄宗側近の楊国忠に賄賂が流れ込む。国難を憂えた朝衡、すなわち阿倍仲麻呂は、密かに楊貴妃暗殺計画を練るが、真備は冊封体制下に入ることと引替に、玄宗から新羅への不干渉と、天皇号承認を引き出す。揺れ動く国情、戦いの予感。一方、冊封使となった朝衡は実に三十七年ぶりに帰国することになり、鑑真の渡海に手を貸すが遭難、唐に舞い戻ると、安禄山が謀反を起こしー。近衛兵となった真幸の運命は?歴史活劇の白眉。1999年読売文学賞受賞作。

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