西の善き魔女1 セラフィールドの少女
15歳になったフィリエルは、はじめての舞踏会の日、燦然と輝くダイヤと青い石の首飾りを贈られ、幼なじみの少年ルーンに、それがフィリエルの母の形見であると告げられる。
青い石は女王試金石と呼ばれ、王国でもっとも大切な宝石であることが明かされていく。
それは自らの出生の秘密とつながっていたーー。
人里離れた北の高地で育った少女の運命が、大きく動き始める。
人気ファンタジー作家、荻原規子の新世界の幕が上がる!
第一章 エディリーンの首飾り
第二章 ギディオンの失踪
第三章 子ヤギたちの行方
解 説 佐藤多佳子