大学入学と同時にひとり暮らしを始めることになった僕。有楽町の物件に入居するはずが、着いた先はなぜか「幽落町」……。そこは妖怪たちが跋扈し、行き場を見失った幽霊がさまようトンデモナイ町だった。
御城彼方は、大学2年生になった。生身の人間ながら、人ならざるものが住む常世の町「幽落町」に下宿して、2年目の春。のんびりキャンパスを歩いていたら、突然ハーレーに乗った都築によって、江東区の古い病院へ連れ去られてしまう。彼方を人質にして「幽落町」から水脈さんを呼び出した都築は、桐箱に入った、「枕」を見せるのだった…。レトロな町並みで展開される、ほっこり懐かしい、謎とき物語。大人気シリーズ! 2016/04/23 発売