小説むすび | 夜の淵をひと廻り

夜の淵をひと廻り

夜の淵をひと廻り

出版社

KADOKAWA

発売日

2016年1月28日 発売

良く言えば“街の生き字引”、率直に言えば“全住民へのストーカー”。住民洗脳騒動や連鎖する失踪事件など、ある街の交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇っ怪な事件が呼び寄せられるーー。

関連小説

夜の淵をひと廻り夜の淵をひと廻り

国内ミステリー1位作品!(bookaholic認定2016年度) 異色のコミュニティ・ヒーロー「シド巡査」誕生! 「警察官だって怖いものは怖いんだよクソったれ」 すべてはみずから体験した記録だ。“シド巡査の事件簿”と銘打ってもらってもかまわない。 これはある交番警官の偽らざる所感記録である。だがそれだけじゃなく……。  世界が逆転する麻薬的な味わいのサイコ・サスペンス・ミステリ。 「この世界が住みやすくなるように戦う人たちのことを“ヒーロー”と呼ぶんです」 職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば「街の生き字引」、率直に言えば「全住民へのストーカー」。 西東京のいくつかの主要都市に挟まれたエアポケットのような地「山王子」のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。 魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。 普通の人々が暮らすこの街の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている。   長年にわたる報復の連鎖、悪意のスパイラルを追い続けた果てに、シド巡査がたどりつくのはーー。 2018/11/22 発売

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP