彩雲国秘抄 骸骨を乞う 上(1)
数多の名宰相・名大官が名を連ね「最上治」の誉れをとる彩雲国国王・紫劉輝の治世。だがその陰には、いまだ知られぬ多くの過去と未来、邂逅と訣別、生と死の物語があった…。王の宰相・鄭悠舜が最後まで探し求めた“欠けた翼”とは?(「雪の骨」)玉座を狙い、そして破れた旺季。それでも歩き続ける彼の行く果ては(「霜の躯)」を収録。骸骨を乞うーそれは主君への最後の別れ、去るときの言葉。魂を揺さぶる「彩雲国物語」真の完結巻。
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シリーズ累計650万部突破の大人気シリーズ「彩雲国物語」。 その“真の完結編”がついに登場! ここでしか読めない文庫特別書き下ろし95ページも収録! 『劉輝……大丈夫。私はいなくなったりなんて、しないのよ』 伝説の女性官吏・紅秀麗──彼女が彩雲国国王・紫劉輝の妃となり、母となった一年間を描く「氷の心臓」、稀代の暗躍者・凌晏樹の数十年にわたる愛憎を描く「北風の仮面」、「運命が出会う夜」、「風花」の4編に加え、劉輝の最後の道行きを描ききった、角川文庫版でしか読めない特別書き下ろし「秘話 冬の華」95ページも収録! 著者渾身の傑作ファンタジー「彩雲国物語」真の完結巻。 2016/02/25 発売