侍の本分
主君のことを思えばこそ、主君におもねってはならないー頑固一徹、家康に対しても己の言を曲げなかった徳川家の譜代、大久保彦左衛門。その強情な性分から、元和偃武を迎えたときの禄はわずか千石だった。そんな彦左衛門が子孫に向けて書き遺した『三河物語』には、徳川家と、それに仕えた大久保一族の歴史が描かれている。彦左衛門が語る侍の本分とは?直木賞作家が、緻密な考証で生き生きと紡ぐ本格歴史長篇!
主君のことを思えばこそ、主君におもねってはならないー頑固一徹、家康に対しても己の言を曲げなかった徳川家の譜代、大久保彦左衛門。その強情な性分から、元和偃武を迎えたときの禄はわずか千石だった。そんな彦左衛門が子孫に向けて書き遺した『三河物語』には、徳川家と、それに仕えた大久保一族の歴史が描かれている。彦左衛門が語る侍の本分とは?直木賞作家が、緻密な考証で生き生きと紡ぐ本格歴史長篇!