いまさら翼といわれても(6)
「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田は今、どんな思いでどこにいるのかーー会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。
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累計230万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作! 誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎があるーー『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ! 神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。 夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘ーー折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作) 時間は進む、わかっているはずなのに。 奉太郎、える、里志、摩耶花ーー〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。 2016/11/30 発売