小説むすび | 彼女が探偵でなければ

彼女が探偵でなければ

彼女が探偵でなければ

著者

逸木裕

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年9月28日 発売

高校時代に探偵の真似事をして以来、森田みどりは人の“本性”を暴くことに執着して生きてきた。気づけば二児の母となり、探偵社では部下を育てる立場に。時計職人の父を亡くした少年(「時の子」)、千里眼を持つという少年(「縞馬のコード」)、父を殺す計画をノートに綴る少年(「陸橋の向こう側」)。“子どもたち”をめぐる謎にのめり込むうちに彼女は、真実に囚われて人を傷つけてきた自らの探偵人生と向き合っていく。謎解きが生んだ犠牲に光は差すのかー。痛切で美しい全5編。

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