小説むすび | 十三の墓標

十三の墓標

十三の墓標

出版社

KADOKAWA

発売日

1991年8月8日 発売

「パパもママも帰って来ないの」5歳の少女が警視庁に勤務する坂口正二を訪ねて訴えた。姉夫婦になにがあったのか、若き刑事は不吉な予感に襲われた。義兄の死体は福島県石川町で発見された。また王朝時代の女流歌人〈和泉式部〉の研究家吉川は数日前に佐賀県有明町で義兄が歩いている姿を目撃したという。この離れた二つの町を結び付けるものは和泉式部の墓。そして、姪の証言から「イズミ」という謎の人物の存在が浮かび上がり、事件はがぜん美女伝説めいてくる…。余部鉄橋、天橋立股のぞき、猫啼温泉、旅情ゆたかに展開する傑作ミステリー。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP