弱者連合に割り込んだ都銀大手の協立銀行は、中京圏を基盤とする東亜銀行との統合に向かっていた。自行の強引な手法を批判した広報部長の竹中治夫は大阪へと左遷される。想像を絶する不良債権処理が待ち受けていた。
竹中治夫は、JFG銀行の発足を大阪・中之島支店長として迎えた。金融当局は不良債権処理の圧力を強め、行内では旧東亜系への露骨な排除が始まる。常務として本部に戻った竹中は、銀行生き残りをかけて奔走するが。 2010/03/25 発売