小説むすび | さらわれたい女

さらわれたい女

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「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめたー。報酬は百万円、夫の愛を確かめるための“狂言誘拐”を頼みたいというのだ。便利屋の俺は完璧なプランを練り、見事に“誘拐”を成功させる。しかし、身を隠していた佐緒理が部屋で殺されているのを発見し…。偉才・歌野が放つ、誘拐ミステリーの白眉。

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